門池
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[編集] 歴史
1645年(正保2年)、灌漑用として作られたものである。しかし同地にはそれ以前にも上津池(かみついけ)という池があったという文献もあり、その成り立ちにはまだ不可解な点も多い。
[編集] 門池の竜伝説
昔天の国に、新婚の二匹の竜がいた。二匹の竜は神様がお祝いにくれた、虹色の玉をとても大切にしていたが、雌竜がふとしたひょうしにその玉を地上の門池に落としてしまった。雌竜はその責任をとって玉をさがしに、門池に降りた。しかし門池はとても濁っていて、なかなか玉を見つけることができず、玉を見つけなければ、天の国に帰ることもできない。離れ離れになった二匹の竜はとても悲しんだ。それを哀れに思った神様は、雌竜が地上に降りてちょうど1000年目に一度だけ玉を光らせるということを二匹の竜に伝えた。そして1000年目の日神様の言う通り虹色のが光だし、雌竜は玉を見つけ、天の国へ帰っていった。
[編集] その他
- 現在では「門池公園」として周囲が整備され、市民の憩いの場となっている。
- 2007年(平成19年)には国際技能五輪がこの付近で開催される予定である。
- 上記の伝説にちなみ、日照りが続いたときは、二匹の竜を藁でつくり、雌竜を池の中に沈め、雄竜を木の上に吊るし光長寺のお坊さんが題目を唱えるという雨乞いが戦前まで行われていた。
- ヘラブナ釣りのメッカであり、多くの釣り人が訪れる。
- 沼津市内でも指折りの桜の名所でもあり春には多くの人がお花見に訪れる。
- 上記の伝説にちなみ、付近の門池小学校では、多くの行事に竜が登場する。
- 毎年8月初旬には地元自治会連合会が「門池まつり」おこなっている。
[編集] 周辺
[編集] 関連項目
- 門池に本店がある静岡県東部地区を中心に店舗展開している中堅スーパー。