関根紀代子
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関根紀代子(せきね きよこ 1940年12月15日-)は女流棋士。女流棋士番号2で女流一期生のうちの一人、現役最年長女流棋士。夫は関根茂九段。
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[編集] 人物
アマチュア時代に女流アマ名人。男性強豪との紙上対決等によって頭角を見せることによって、女流棋界創設の際に蛸島彰子のライバル格として注目され、女流棋士となった。
強い一方でポカの多い棋風であったためにタイトルには手が届かず、タイトル数に縁のなかった升田幸三になぞらえ、「女升田」と呼ばれた。
ポカの例として冬の対局で服(厚いセーター)に香車を引っ掛けて駒台に落としてしまい、それを気づかずに持ち駒として打って反則負けを喫した対局がある。
しかし若い世代が台頭する中で2000年のレディースオープンでは決勝進出、年老いても実力者である所を発揮した。還暦での番勝負進出は女流では最年長である(男性を含めると大山康晴の66歳)
[編集] 昇段履歴
- 1974年10月31日 二段
- 1980年2月8日 三段
- 1988年11月17日 四段
2006年6月現在、四人目の女流五段まであと数勝に迫っている。
[編集] タイトル挑戦
- 女流名人(1978年、1979年、1893年)
- 女流王将(1986年)
[編集] 表彰
- 1999年度 東京将棋記者会賞