革命の日
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『革命の日』(かくめいのひ)は、つだみきよによる漫画で、「つだみきよ」としてのデビュー作。単行本は全1巻。「サウス」(新書館)で連載していた。英語版、ドイツ語版も出版されている。ドラマCDも出ている。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] 概要
自他共々から男性として認知されてきた主人公が、学校の屋上で倒れた事をきっかけに遺伝的には女性である事が判明し、女性として生活を始める中での日々を描いた学園ラブコメディー。主人公は女性仮性半陰陽と思われる(性別#外性器も参照)。TSF作品の一つである。
「続・革命の日」という続編も出ている。なお、この続編は"第一作の結末(9人も登場人物を書くのは辛いから終わらせた、と後書きに書かれている)があまりに半端だ。続きを描け"という、読者や漫画家仲間からの熱い声援(抗議?)で実現した側面がある。第二作ではドタバタコメディー的な要素は引き継ぎつつ、主人公の女性性(情緒)の開花が描かれている。ここでは主人公はその美貌から学園人気No1に昇格しており、女になるにあたってお世話になった院長の親戚である豊麻琴と友達(主人公のお目付け役)になる。最初は男は嫌だ、麻琴がいいと言っていたが、麻琴の弟の実琴(プリンセス・プリンセスの主人公の一人)と出会ってからはその考えも変わっていった。
なお、登場人物の名前は、鯖江市の小学校の名前から取られている。
[編集] 登場人物
(声)はドラマCDの声優。
- 吉川 恵(よしかわ けい→めぐみ、声:竹内順子)
- 越前高校一年。入学早々3年生から屋上指定席権を奪い取り、神明らと共に下克上カルテットと呼ばれた。半陰陽だと判明したのを期に、女として生きることを決意したが、男時代の言葉遣いや癖が直らず、悪友たちから口説かれるなど苦労が続いている。
- 豊 麻琴(ゆたか まこと、声:瀧本富士子)
- 恵を診察した鈴木医院の院長の姪。女性として生きることを決意した恵のカウンセラー兼世話係。
- 神明 和季(しんめい かずとし、声:千葉進歩)
- 下克上カルテットの一人。恵が女性になったと分かった後、恵を口説き始める。
- 立待 匡(たちまち ただし、声:長谷部浩一)
- 下克上カルテットの一人。同上。
- 鳥羽 修司(とば しゅうじ、声:鈴木千尋)
- 下克上カルテットの一人。同上。
- 河和田 広明(かわだ ひろあき、声:竹本英史)
- 一年のときはクラス委員。2年になってから生徒会長となる。下克上カルテットの3人と共に、女性となった恵を口説くようになる。
- 豊 実琴(ゆたか みこと、声:矢薙直樹)
- 麻琴の弟。女性的な風貌。
- 中河大誠(なかがわ たいせい)
- 越前高校3年。下克上カルテットに屋上指定席権を奪われ、奪還を試みるが・・・。
- 片上智之、片上孝之(かたかみともゆき、たかゆき)
- 越前高校3年。双子。中河の子分。
[編集] 単行本
-
- 続・革命の日
- 運命の日
- 365歩のマーチ
[編集] ドラマCD
[編集] 関連項目
- 実琴は藤森学園高等部に入学し、「姫」の一人となる。第4巻では恵と麻琴が学園祭に登場するが、作者曰く、恵は主役たちを食いかねないから出番を少なくした、とのこと(仲間の4人については言うまでもない)。なお、恵の視点に立った番外編『革命の日・出張版』も収録されている。第5巻の巻末4コマ『後日談』にも恵が登場する。
なお、こちらのアニメ版の恵役の声はドラマCDと同じく竹内順子だが、実琴役と麻琴役の声優は変更されている。