首塚
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
首塚(くびづか)とは、合戦などにおいて討ち取られた者の首、捕虜に取られた者の首、あるいは斬首刑にされた罪人の首を供養するための塚のことである。
日本では戦功を首実検で確認していたため、その首を弔うものとして多数の首塚がつくられた。
首塚には、後に怨霊となる恐れがある単独の者(敵武将など)のものや、雑兵であっても多数の戦死者がでた場合(関が原の戦いなど大きな戦い)のものなどがあり、今なお、全国各地に多数存在する。
[編集] 全国の首塚
- 蘇我入鹿の首塚:奈良県高市郡明日香村
- 平将門の首塚:東京都千代田区大手町
- 木曽義仲の首塚(八坂墓):京都市東山安井の法観寺
- 明智光秀の首塚:京都市白川通三条下ル 和菓子「餅寅」の横
- 松平信康の首塚:愛知県岡崎市朝日町森畔
- 天草四郎の首塚(千人塚):熊本県上天草市原城址
- 近藤勇の首塚:愛知県岡崎市本宿 法蔵寺