高木敏昭
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高木 敏昭(たかぎ としあき、1954年 - )は静岡県沼津市生まれの元プロ野球審判。
[編集] 来歴・人物
静岡県立沼津工業高等学校を卒業後、1978年にパシフィック・リーグ東京審判部に入局。袖番号は33(1990年の退局まで変わらず)。審判として数々の試合に出場し、球審・塁審等を務めあげた。
1990年6月23日の西武対ロッテ戦でロッテの金田正一監督に退場を宣告したところ、同監督から暴行を加えられる。しかも試合後の会見で金田監督は「とにかく審判はヘタクソだ。オレのやってることは正しい。ヘタな審判がいなくなるまで何回でもやるぞ」と、高木を非難し自らの行為を正当化する発言を行った。これを受けて「こんなヤツがいるところでジャッジができるか!!」とシーズン途中で辞表を提出、審判生活にピリオドを打った。
審判廃業後の来歴、現在の所在等は不明だが、日本プロ野球OBクラブに在籍していることは確認されている。