高松国際ピアノコンクール
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高松国際ピアノコンクール(たかまつこくさい-、Takamatsu International Piano Competition)は、香川県高松市のサンポート高松を会場として4年に一度開催されるピアノコンクール。
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[編集] 概要
2006年、高松から世界レベルの音楽を発信しようと地元の経済団体の呼びかけで創設され、民間からの寄付が約9割を占めた。コンクールの特徴はコンクール参加者のホームステイ先も地元で手配されていたことや、大会に委嘱曲「屋島」を用意し課題曲の一つとして演奏させたり、上位入賞者には副賞として日本やヨーロッパの著名オーケストラとの公演やソロリサイタルの機会が与えられるなど、コンクールの水準は本場ヨーロッパ並である。しかし、第1回大会ではコンクール会場の会場整理やボランティアの指揮統制が後手に回り、聴衆に混乱が発生したことは事実である。また、会場内でゴミが発生するなど聴衆のマナーにも多少の問題があり、今後のコンクールの運営、強いては自治体の文化啓蒙活動自体にも課題を残した。
それまで、あまり頻繁にコンクールが開催されることの無かった四国・高松での定期コンクールの創設は大きな意味を持ち、開催前から地元では文化レベルの向上に大きく期待されていた。
[編集] 沿革
- 2006年(平成18年) - 第1回大会
[編集] 過去の優勝者
[編集] 審査
- 音楽顧問
- 田村宏
- 音楽監督
- 堤俊作
- 審査員長
- 岩崎淑(日本)
- 審査員
- 青柳晋(日本)
- 池辺晋一郎(日本)
- イワン・ドレニコフ(ブルガリア)
- ウララ・ササキ(日本)
- 神谷郁代(日本)
- ダニエーレ・アジマン(イタリア)
- ディーナ・ヨッフェ(イスラエル/ドイツ)
- ピオトル・パレチニ(ポーランド)
- フランツ・アルバネーゼ(イタリア)
- リーヴ・グラーセー(ノルウェー)
[編集] 主な日本人参加者
- 第1回 - 岡本麻子(入賞)、丸山耕路(審査員特別賞)、泉ゆりの(審査員・オブザーバー特別賞)