高橋ツトム
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高橋ツトム(たかはし つとむ、本名:高橋努、男性、1965年9月20日 - )は、日本の漫画家。東京都出身。既婚。趣味はバイクとギター。
「月刊アフタヌーン」(講談社)、「週刊ヤングジャンプ」(集英社)などで活躍。代表作に『地雷震』など。
目次 |
[編集] 概要
1987年、アフタヌーン四季賞に準入選。その後かわぐちかいじのアシスタントを経て、1989年に読み切り版の『地雷震』が「モーニング」に掲載されデビューとなる。1992年より同作を「月刊アフタヌーン」にて長期連載。
戦後日本の女子プロ野球を描いた『鉄腕ガール』を経て、2001年より「週刊ヤングジャンプ」連載の『スカイハイ』は釈由美子主演でドラマ化、映画化された。他にも中篇『ALIVE』、短編『69』(映画名は『LOVEDEATH』)が実写映画化されている(以上監督はすべて北村龍平)。また2004年には映画『苺の破片』を中原俊と共同で監督するなど、映像化との縁が深い。
現在は「月刊アフタヌーン」で『爆音列島』、「週刊ヤングジャンプ」で『士道』、「漫革」で『スカイハイ4』を連載中、月産100ページを超える執筆を行っている。
スピード感のあるアクション描写やテンポのよいストーリー運びが作品の特徴。作中では暴力的な事件が描かれることが多いが、それらの出来事は一定の距離感を持って描かれており、そのため作品には若干の虚無的な雰囲気が漂っている。とはいえ作品の最後には何らかの肯定的なメッセージが付与されることが多い。
ギャグ漫画家のおおひなたごうと親交があり、バンドを組んで活動していたこともある。 1998年には「COMIC CUE」(イーストプレス)で読み切り『天使のわけまえ』の合作を行った(高橋ツトム原作、おおひなたごう作画)。
佐藤秀峰、宮野ともちかは高橋のアシスタント出身。弐瓶勉も一時期アシスタントを務めていた。
[編集] 作品リスト
[編集] 漫画作品
- 地雷震(1992年-2000年、アフタヌーンコミックス全19巻/講談社漫画文庫全10巻)
- ALIVE (1999年、ヤングジャンプコミックス全1巻)
- 鉄腕ガール (2000年-2002年、モーニングコミックス全9巻/講談社漫画文庫全5巻)
- スカイハイ(2001年-2002年、ヤングジャンプコミックス全2巻)
- スカイハイ・カルマ(2003年、ヤングジャンプコミックス全2巻)
- スカイハイ・新章(2003年-2004年、ヤングジャンプコミックス全4巻)
- スカイハイ4(フォア)(2005年-、漫革連載中)
- Blue Heaven (2002年-2003年、ヤングジャンプコミックス全3巻)※短編『69』収録
- 爆音列島(2002年-、アフタヌーンコミックス8巻 以下続刊)
- SIDOOH 士道(2005年-、ヤングジャンプコミックス5巻 以下続刊)
[編集] イラスト
- D.O.A 地雷震(新田隆男著、講談社ノベルス)
- 多重人格探偵サイコ―西園伸二の憂鬱(大塚英志著、講談社ノベルス)
- 多重人格探偵サイコ―雨宮一彦の帰還(大塚英志著、講談社ノベルス)
- 多重人格探偵サイコ―小林洋介の最後の事件(大塚英志著、講談社ノベルス)
- 修羅羅(梶研吾著、講談社X文庫)