高泉淳子
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高泉淳子(たかいずみ あつこ、1958年7月26日 - )は、日本の女優、劇作家。遊機械オフィス所属。
宮城県古川市(現大崎市)出身。舞台をはじめ、映画・テレビ出演、エッセイスト、ジャズ歌手など幅広い活躍をしている。
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[編集] プロフィール
早稲田大学社会科学部卒業後、白井晃とともに劇団「遊◎機械/全自動シアター」を結成。おもに“家族”をテーマにした戯曲を数多く発表する。また看板役者として子供から老人まで様々な役柄を演じ分け、その柔軟な演技力に定評がある。特に、舞台「僕の時間の深呼吸」から登場した、チリチリ頭に黒ブチ眼鏡の少年「山田のぼる」は当たり役となる。“彼”を主人公とした戯曲が数本作られ、また1993年10月 - 1994年9月にかけて、そのキャラクターのままフジテレビの子供番組「ポンキッキーズ」にも司会として出演した(テロップ名義も「山田のぼる」であった為、こちらを公式芸名と思っていた視聴者も少なくないと考えられる)。
年末には、バイオリニスト・中西俊博を迎え、芝居とジャズ音楽を組み合わせたショー「ア・ラ・カルト~役者と音楽家のいるレストラン」を定期的に公演している。初公演は1989年である。
1997年4月 - 1999年3月にかけて、NHK総合テレビ「週刊こどもニュース」では家族のお母さん役で出演。
2002年10月の公演「クラブ・オブ・アリス」をもって、劇団の解散を発表。制作母体である「遊機械オフィス」は続行し、プロデュース公演を制作。
[編集] 主な作品
[編集] 舞台
- 1986年 - 1994年 『僕の時間の深呼吸』
- 1989年 - 『ア・ラ・カルト - 役者と音楽家のいるレストラン』
- 1989年 『桜の園』
- 1990年 , 1996年 『ムーンライト』
- 1991年 , 1994年 , 2001年 『ラ・ヴィータ』
- 1991年 『モンタージュ - はじまりの記憶』
- 1992年 - 2001年 『きまぐれ Jazz 倶楽部』
- 1992年 『変身』
- 1993年 , 1996年 , 1997年 『ライフレッスン』
- 1994年 『ラストチャンスキャバレー』
- 1995年 『独りの国のアリス』
- 1997年 『こわれた玩具』
- 1998年 , 2001年 『食卓の木の下で』
- 2000年 『メランコリー・ベイビー』
- 2002年 『クラブ・オブ・アリス』
- 2002年 - 2003年 『シークレット・クラブ』
- 2003年 - 2004年 『エレファント・バニッシュ』
- 2004年 『ユーリンタウン』(宮本亜門演出)
など
[編集] テレビ
- 1993年 - 1994年 『ポンキッキーズ』
- 1997年 - 1999年 『週刊こどもニュース』
- 1999年 『ナオミ』
- 1999年 『TEAM』
- 2001年 『少年たち2』
- 2001年 - 2003年 『週刊ブックレビュー』
[編集] 映画
- 1993年 『欽ちゃんのシネマジャック4 ドキドキ編』(『きっと、来るさ』)
- 1999年 『ぼくは勉強ができない』
[編集] CD
- アルバム
- おいしい時間のつくり方(東芝EMI)
- After You've Gone(キックアップ)
- シングル
- うちのパパとママとボク(ポニーキャニオン)
[編集] CM
[編集] 本
- 1990年 『学習図鑑 - 見たことのない小さな海の巨人の僕の必需品 遊◎機械/全自動シアター上演台本』(弓立社) ISBN 4-89667-061-2
- 1992年 『モンタージュ - はじまりの記憶』(白水社) ISBN 4-560-03371-4
- 1996年 『ライフレッスン - 「学習図鑑」を捨て去り巨人に挑む僕たちへ』(モーニングデスク) ISBN 4-7952-6971-8
- 2000年 『メランコリー・ベイビー - 遊◎機械/全自動シアター』(工作舎) ISBN 4-87502-335-9
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 遊機械オフィス
- takaizumi.net(公認ファンサイト)