鴻ノ舞鉱山
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鴻ノ舞鉱山(こうのまいこうざん)は、北海道紋別市に住友金属鉱山の経営によってかつて存在していた鉱山である。
金・銀・銅などが採掘されたが中でも金の埋蔵量は佐渡金山・菱刈金山に次ぐ日本で第三位の産金の実績であり1919年の操業開始から1973年の閉山までの間に約73トンの産金をした。 このため最盛期には「東洋一の金山」と呼ばれていたこともあった。 鉱山跡地は紋別市にあるとはいえ、紋別市街から約15kmほど奥まったところにあり、むしろ当時は旧丸瀬布町(現・遠軽町)のほうから向かったほうが近くになる。 木製の構造物は既に朽ち果てているが、現在でも、コンクリートやレンガ製の構造物を藪や林の中に散見することが出来る。また跡地を示す小さな石碑が建てられている。
ちなみに、北紋バスは、紋別市街から鴻ノ舞へのバスを運行するために設立した会社で(1949年)、途中の上藻別地区へ走る路線はその名残である。
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