ABC殺人事件
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『ABC殺人事件』(エービーシーさつじんじけん 原題:The A.B.C. Murders)は1936年に発表されたアガサ・クリスティ作の推理小説である。知名度・評価ともに高い作品であり、著者の代表作の一つと言える。
[編集] あらすじ
南米からイギリスへと戻ってきたヘイスティングズは久々に再会したポアロに一通の手紙を見せられる。最後に「ABC」と署名されたそれは21日にアンドーヴァーという町で何かが起こることをほのめかすポアロへの挑戦状とでもいうべきものであり、ヘイスティングズやジャップはいたずらの類だと考えたがポアロは心配する。
警告の日の翌日、ジャップからアンドーヴァーでアッシャーという老女が殺されたと電話で聞かされた二人はアンドーヴァーへと出向く。二人は出迎えてくれた警部に事件の概要を聞き、その後容疑者である被害者の夫の話も聞く。そして二人は老女の死体の傍にはABC鉄道案内があったと警部から聞かされる。
その後もポアロのもとにはABCから犯行を予告する手紙が届き、その度に実際に殺人は起きてしまう。Bの都市ではBが頭文字の人物が殺されCの都市ではCが頭文字の人物が殺される。そしてやはり死体の傍にはABC鉄道案内が置かれていた。果たしてABCとは誰なのか、そして動機は何なのか?
そして、Dの都市では・・・・。
[編集] 映像化
映画
- 「The Alphabet Murders」(イギリス 1966年)
TV作品