B-伝説 バトルビーダマン
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『B-伝説 バトルビーダマン』(ビーレジェンド バトルビーダマン)は犬木栄治原作のコロコロコミックに連載されていた漫画作品。また、それを原作としたアニメ作品。ゲーム。おもちゃ(ビーダマン)などがある。
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目次 |
[編集] 概要
- 漫画
- 月刊少年漫画コロコロコミックにて2002年4月号から2005年11月号まで連載されていた。
- アニメ
- 2004年1月5日から同年12月27日までテレビ東京系列で放送。また、続編に当たる『B-伝説 バトルビーダマン 炎魂』(ビーレジェント バトルビーダマン ファイヤースピリッツ)が2005年1月10日から12月26日にかけて同じくテレビ東京系列で放送された。
[編集] あらすじ
「ビーダマン」と呼ばれるビーダマ発射マシンが発達した異世界「ビーダワールド」。ここはビーダマンの腕前が全てを決める世界である。大輪ヤマトは世界最強ビーダーを目指し、ライバルたちと熱いバトルを繰り広げていく。
[編集] 登場人物
[編集] B-伝説 バトルビーダマン
[編集] ビーダーと仲間たち
- 大輪ヤマト(だいわ ヤマト)(声:高木礼子)
- 本編の主人公。11歳。血液型O型。少々楽天的だが真っ赤に燃えるビー魂を持っている。野生児だったがミエに拾われ育てられた。そのため猫のような仕草をする事がある。口癖は「にゃぱ~」。
- 「コバルトソード」(アニメではコバルトブレード)の進化系のビーダマンと共に数々のライバルと戦い、グレイを始めたくさんの親友を持った。
- ウィナーズの途中でリエナを助けるため、シャドウの楽屋をのぞき、リエナと対峙する。ギリギリの差で勝利したものの、このバトルで負ったコバルトソードのダメージは大きく、破損してしまう。(アニメではリエナ戦終了後、カインに裏切られる。)だがアルマーダと協力し、新たな愛機「コバルトブレード」を手に入れ、ウィナーズでの決勝戦の相手、炎呪に勝利する。
- 燕ツバメ(つばくら ツバメ)(声:金田朋子)
- 山奥に代々住む一族の末裔。10歳。血液型A型。生真面目でやや融通が利かない。舌足らずな口調が特徴で「~でごじゃる」が口癖。俊敏な動きが得意。「翼影丸」(漫画では量産型の「アイアンAG」だったが、アルマーダの愛機だった「ライノグレイブ」を譲り受け後に「ライノキャノン」に進化した後となっている)とその進化系ビーダマンを操る。
- グレイ・マイケル・ビンセント(声:泰勇気)
- 流れ者ビーダー。12歳。血液型AB型。クールだが心は熱い。戦闘中よく喋る相手には「弱い犬程よく吠える」と言ってくる容赦無い性格でもある。シャドウに妹リエナを人質に取られやむ無く従っていたがヤマト達の助力で取り戻す。速撃ちが得意。
- また、それとは裏腹に過剰なシスコンで妹(リエナ)の前では保護者代わりで何をするにしても心配性になってしまう、あるいはリエナが応援に来てくれないと得意の速撃ちができなってしまう。
- 「クロムランサー」(アニメではクロムゼファー)とその進化系ビーダマンを操る。
- ブル・ボーグナイン(声:間宮くるみ)
- 11歳。血液型B型。ビーダマンコレクターだったがヤマトと出会い仲間となる。
- 普段は気弱(髪が長く目が隠れている)だが一度ビーダマンを持てば強気(髪が長くなり目が現れる)・凶暴(髪が赤くなり逆立つ)と二つの人格に豹変する。
- ヘリオダッガー(アニメではヘリオブレイカー)を使っていたが、失った後はメカニックに転向。
- 炎呪(エンジュ)(声:岸尾大輔)
- シャドウの一員として登場したビーダー。13歳(推定)。血液型RHマイナスA型。悲惨な過去を持ち、自分の力しか信じず冷酷非情な戦いをしていた。ヤマトとのバトルで元来の熱い情熱を思い出し、性格は変わらないが正々堂々とした道を貫くようになる。「ブラッディカイザー」(漫画ではコバルトガイスト(コバルトソードの兄弟機)→シュレッドカイザー)とその進化系ビーダマンを操る。
- 本名は槐(エンジュ)
- ウェン・ユンファ(声:重松朋)
- リーの兄。12歳。血液型O型。リーとは逆に熱血タイプのビーダ―。ヤマトとは性格が似ている。リーと共にシャドウの一員だったが、ヤマトとグレイの戦っているところ見て決勝でヤマトと戦いたいと言うことで炎呪と決別。以後、ヤマト達と行動を共にすることになる。「爆蒼龍」(漫画では蒼神龍)とその進化系ビーダマンを操る。
- ヤマトと似たレベルのためか、ツッコミよりボケが多い(よくリーがつっこんでくれるがちょっと呆れながらでのつっこみ)
- 作者と立場的に似ている
- リー・ユンファ(声:伊東みやこ)
- ウェンの弟。9歳。血液型A型。こちらは冷静タイプのビーダー。ウェンと同じくシャドウの一員だったが、ツバメとのバトルで何かを感じた彼は次第にシャドウのやり方に疑問を持つようになり、最終的には抜けることになる。兄であるウェンのことを尊敬している。「烈紅龍」(漫画では紅聖龍)とその進化系ビーダマンを操る。
- アニメでは一時期、敵サイドに洗脳されていて額に目があった
- 大輪ミエ(だいわ ミエ)(声:高野直子)
- ヤマトの義母。血液型O型。キャットカフェというレストランを経営する。ヤマトからは呼び捨てにされる事が多々ある。しっかり者で金には結構うるさい。
- アルマーダ(声:宮澤正)
- ビーダ仙人。博識でありヤマトたちに特訓や助言を施す。ぐうたらな面がありあまり尊敬はされていない。漫画では「ライノグレイブ」を愛機としていたが、ツバメに授けた。
- リエナ・グレース・ビンセント(声:上村貴子)
- グレイの双子の妹。12歳。血液型AB型。シャドウに囚われ、洗脳されていた。
- 感情が読めず冷徹なシャドウにビーダーとしてヤマト達に刃を向けるが救出される。キャットカフェの看板娘だがビーダーとして戦う事もある。因みにグレースは母の名前、マイケルは父の名前である。
- タメゴロー
- ヤマトの相棒の黒猫。人語を理解しているように見える。
- カイン・マクダネル・ルース(声
- 結城比呂)
- 13歳。血液型AB型。ウェストシティの使者。「ナイトキャバリー」とその進化系ビーダマンを操る。
- 元々優しい性格の持ち主であったが父の死後、一人でも多くの人間を蹴り落とすようになってしまった。
- 原作ではウィナーズ終了後に初登場。コバルトブレードを破壊させるようにするためにヤマト達をビーダーワールドへ連れて行く。
- 最終戦でジョシュアと組み、ヤマトと炎呪のタッグで戦うが敗れ、ジョシュアの説得もあり、本当の自分を取り戻した。
[編集] シャドウ
- マーダビィ(声:麦人)
- シャドウを率いる謎の存在。かつては優秀なビーダーだったが、死後も勝利への執念が残り悪の魂マーダビィへと変貌した。
- ビアス/マーダビアス(声:松野太紀)
- アババの弟子で、野心家。11歳。ビーダマンを悪用し、ブラックリストに掲載され、本来は公式戦に出場出来ないビーダーを率いる「チームジャンク」のリーダーでもある。さまざまな策でヤマト達を窮地に貶め、更にはアキュラスに憑依し操った。アニメ版ではマーダビィの側近。マーダビィの操り人形に過ぎず、マーダビィと一体化しマーダビアスへと進化を遂げる。「メガディアブロス」を操る。漫画ではアキュラスに憑依した状態で「ガトリングハデス」も使用した。
- アババ(声:杉山佳寿子)
- シャドウ幹部の猫獣人。卑劣な性格。元は善良だったがマーダビィに操られていた。額にある目で人間を操ることが出来、ブルやリエナを操ったが、ウィナーズ終了後炎呪によって封印された。(額にばんそこうを×字に張っただけで封印といえるかは謎)
[編集] BW四天王
- 丈鉄之助(声:千葉進歩)
- 18歳。血液型O型。フェニックスステージの番人として登場。ツバメの兄弟子。大型の刀で木を切り倒したりする怪力の持ち主。「鳳凰丸」を操る。
- アッサード(声:小松里賀)
- 8歳。血液型A型。レオンステージの番人。かなり明るい性格。運動能力はヤマトやツバメ以上に速い。「アクセルレオン」を操る。
- スライ(声
- 遠藤純一)
- 18歳。血液型AB型。シールドステージの番人。元傭兵。「シールドギガ」を操る。
- ジョシュア(声:笹沼晃)
- 16歳。血液型A型。ドラゴンステージの番人。カインの執事で、幼馴染。「ドラゴゲイル」を操る。
[編集] その他
- ライ
- メイ
- ビアスと組んだ謎の少年ライと少女メイ。その正体は、ヤマトの両親で、考古学者。
- アレックス・ルース
- カインの父。
[編集] ナレーター
- ビーダ魔人(声:杉山佳寿子)
- レジェンドストーンを守護するビーダマの姿をした神。アニメ版では炎を司る魔人のみで、原作では7人存在する。毎回、冒頭で前回のおさらいを、ラストで「次回へ続く」を担当している。
[編集] B-伝説 バトルビーダマン炎魂
- 新キャラクターのみ記載。
[編集] ビーダーと仲間たち
- ガンノス(声:大本眞基子)
- ヤマトが旅で出会ったビーダー。自信過剰で生意気だが実力はヤマトに引けを取らない。「ブレイクオーガ」(アニメでは最初はヘリオブレイカーの色違いのガンブレイカー)を操る。口癖は「~ダス」。原作では、チームジャンクの一員として登場。
- ハナ(声:松来未祐)
- ベアーズ(声:桑島法子)
- キア(声:神田朱未)
- アキュラス(声:保志総一朗)
- 流れ者ビーダー。ストライクショットを生み出すルプス族の生き残り。仲間を失ったショックで感情を失っていたが、ヤマトのビー魂によって蘇える。「リボルバーハデス」とその進化系ビーダマンを操る。原作では、チームジャンクの一員として登場。
- シン(声:郷田ほづみ)
- アキュラスに付き従う、言葉を話す狼。彼の立場を理解している。周囲に勝手な名前で呼ばれたり犬扱いされる事が多い…。名前間違いの中にナンジャタウンのナンジャモンジャと呼ばれたことがある。
- キバ(声:神谷浩史)
- ウェン&リーの幼馴染。勇猛果敢。寒いダジャレやギャグが嫌い。「剛大牙」を操る。原作では、チームジャンクの一員として登場。
[編集] B-デウス
- ハジャ(声:大畑伸太郎)
- 元流れ者ビーダー。15歳。強いのだが、勝つためなら悪辣な手段を平気で使い、裏切り寝返りは当たり前という外道。「ギルスコーピオン」を操る。原作では、マシンに毒針を仕込んでいたため、公式戦から永久追放されたチームジャンクの一員。
- ジンベエ(声:天神有海)
- 元流れ者ビーダー。16歳。陰険で、嫌いな奴のリストを作っていたりせこい手で相手を陥れようとしたりするが、根は臆病な小悪党。「インパクトシャーク」を操る。原作では、チームジャンクの一員として登場。
- エクウス(声:吉野裕行)
- フェレス(声:平野綾)
- ボスマスター配下の双子ビーダー。強烈な連携攻撃を得意とするが仲は悪い。
- アステカ仮面(声:保志総一朗)&アルモンキー
- 凶暴すぎるゆえ幽閉されていた仮面のビーダー。お供のアルモンキーがその言葉を代弁する。
- ボスマスター(あのマスター)(声:竹本英史)
- 序盤ではビーファイトあるところどこにでも現れ、実況などを担当していた男。だがその正体は、ゲルデウザーの魔力に魅入られ手下となった大幹部である(前半のOPに悪人顔で登場していたのはこの伏線か)。
- ゲルデウザー(声:石田太郎)
- 極悪な怪物。遥か前に封印されていたがボスマスターの手で復活する。「デストロイドラゴン」を操る。
[編集] ビーダマン
[編集] B-伝説 バトルビーダマン
ゼロシステム
- コバルトブレード (第1話から)
- クロムゼファー (第1話から)
- ヘリオブレイカー (第2話から)
- 翼影丸 (第6話から)
- ブラッディカイザー(第10話から)
- 爆蒼龍 (第4話から)
- 烈紅龍 (第4話から)
- 爆烈龍 (第4話から)(爆蒼龍と烈紅龍の合体)
ゼロ2システム
- コバルトセイバー (第26話から)
- 翼刃丸 (第42話から)
- クロムレヴァン (第34話から)
- ブレイジングカイザー(第29話から)
- 蒼龍王 (第38話から)
- 紅龍王 (第38話から)
- 超龍王 (第39話から)(蒼龍王と紅龍王の合体)
[編集] B-伝説 バトルビーダマン炎魂
ゼロ2システム
- コバルトセイバーファイヤー
- クロムレヴァンサイクロン
- ブレイクオーガ
- リボルバーハデス
- 剛大牙
- ギルスコーピオン
- インパクトシャーク
- 翼刃雷撃丸
カートリッジシステム
- コバルトブラスター
- クロムハリアー
- ヴァリアブルカイザー
- 流星龍
- 彗星龍
- 超星龍(流星龍と彗星流の合体)
- ガトリングハデス
デジタルビーダマン
- コバルトブラスタードライブキャノン
- デストロイドラゴン
[編集] 備考
- 『炎魂』第43話「インデペンデンス・デイ」で、ボスマスターが電波ジャックにより世界中にウィナーズ開幕を宣言した時、唯一1台だけ電波ジャックされなかったテレビにはぴちぴちピッチの主人公、七海るちあとしか思えないキャラが写っていた。これはスポンサーが同じタカラであることに引っ掛けたパロディであると考えられる。
[編集] スタッフ
- 脚本:長谷川勝己、玉井☆豪 他
[編集] 前後番組
テレビ東京系列 月曜18:00枠(2004年1月~2005年12月) | ||
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前番組 | B-伝説 バトルビーダマン ↓ B-伝説 バトルビーダマン 炎魂 |
次番組 |
爆転シュート ベイブレードGレボリューション | 爆球Hit! クラッシュビーダマン |
[編集] 外部リンク
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