BMW・Zシリーズ
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BMW Zシリーズはドイツの自動車メーカー、BMWが生産する乗用車である。
ドイツ語のZukunft(「未来」という意味)から命名し、未来への方向性を指し示すアグレッシブなモデルのロードスターである。シリーズとしては、Z1、Z3、Z4、Z8が存在する。
Zシリーズの産みの親は、M Gmbh社である。コンセプトは「classic in character but avant-garde in design」で設立まもない同社の存在をアピールする役割を担っていた。Z1は、1986年に試作車が発表され、翌1987年フランクフルトモーターショウで公式公開された。生産が開始する前から既に5000台のオーダーがされたとされ、1988年から正式に発売された。
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[編集] Zラインナップ
[編集] Z1
初めてのBMW テクニック Gmbh社製コンセプトモデル。1988年–1991年に8000台のみ生産された。ドアは垂直に開閉する方式で非常にユニーク。
[編集] Z3
詳細はBMW・Z3を参照
1996年-2002年生産。初めてのアメリカ生産モデル。1999年にはクーペモデルを投入。映画007シリーズ『007 ゴールデンアイ』のボンドカー。 98年からは、トレッド拡大の為、3ナンバーサイズへ。
[編集] Z4
詳細はBMW・Z4を参照
2002年のパリ・サロンで公開。2003年より生産開始。初めての電動式のパワーステアリング採用モデル。直列6気筒DOHCエンジンを搭載する。グレード・バリエーションは以下のようである。
- Roadster 2.5i
- Roadster 3.0i
- Coupe 3.0si
[編集] Z8
フラッグシップモデル。1950年代の507 ロードスターをベースに設計され、初めてのアルミ製ボディシェルを採用。わずか5000台の生産でそのうち500台はアルピナによるチューンアップモデル。映画007シリーズ『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』のボンドカー。