D・J
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D・J(ディージェー、 1964年9月30日 - )はアメリカ合衆国ジョージア州出身の元プロ野球選手。本名はダグ・ジェニングス(James Douglas Jennings)。1995年から1997年まで、日本のオリックス・ブルーウェーブに在籍した。
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[編集] 来歴・人物
ブリバード大から1984年にドラフト2位でカリフォルニア・エンゼルスに入団。オークランド・アスレチックス、シカゴ・カブスを経て1995年にオリックスに入団。開幕当初は不調だったが7月に成績をのばし、打率.393、3本塁打で月間MVPを獲得し、8月も打率.337、8本塁打で2ヶ月連続で月間MVPを獲得した。8月8日から9日にはプロ野球タイ記録となる4打席連続本塁打を放つ。この年、打率.266、16本塁打、60打点でチームの優勝に貢献。日本シリーズでもチーム唯一の勝利で決勝ホームランを放った。
1996年は成績が下がったが、優勝を決めた9月23日の日本ハムファイターズ戦では9回裏、二死走者無しから代打で登場し、島崎毅から起死回生の同点弾を放ち、その次の回のイチローの決勝二塁打での優勝を演出した。オフに解雇が検討されたが、大幅な年俸ダウンで残留が決まった。
翌1997年はさらに成績が落ちシーズンの大半を二軍で過ごし、この年限りで解雇された。なで肩が特徴的だった。
D・Jに対抗して1996年、近鉄バファローズに入団したクリス・ドネルスという選手をC・Dという登録名にした。後にドネルスは1997年オリックスに移籍し、本名でプレーののちD・Jが退団した翌年の1998年にはC・Dと両方の名前で出場していた。
[編集] 日本での通算成績
- 207試合 打率.246(601打数 148安打) 32本塁打 110打点 4盗塁
[編集] 背番号
- 24(1995年~1997年)