オークランド・アスレチックス
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オークランド・アスレチックス(Oakland Athletics)はアメリカメジャーリーグ、アメリカンリーグ西地区所属のプロ野球チーム。本拠地はカリフォルニア州オークランド。
目次 |
[編集] 来歴
- 発足: 1893年
- チーム名称: フィラデルフィア・アスレチックス(1901年-1954年)、カンザスシティ・アスレチックス(1955年-1967年)
- ホーム球場: マカフィー・コロシアム(McAfee Coliseum)
- ワールドシリーズ優勝: 9回、1910年、1911年、1913年、1929年、1930年、1972年、1973年、1974年、1989年
- アメリカンリーグ優勝: 15回、1901年、1905年、1910年、1911年、1913年、1914年、1929年、1930年、1931年、1972年、1973年、1974年、1988年、1989年、1990年
- アメリカンリーグ西地区優勝: 14回、1971年、1972年、1973年、1974年、1975年、1981年、1988年、1989年、1990年、1992年、2000年、2002年、2003年、2006年
- アメリカンリーグ・ワイルドカード獲得: 1回、2001年
[編集] 黄金時代と暗黒時代
アスレチックスはメジャー屈指の名門チームで今まで4つの黄金時代が存在した。
- 1909年から1914年。6年連続90勝以上でワールドシリーズ出場4回。ワールドチャンピオンに3回輝いた。名将コニー・マックが率いた中心メンバーは「10万ドル内野陣」といわれたスタフィ・マッキニス、エディ・コリンズ、フランク・ベーカー、ジャック・バリー。投手では殿堂入りコンビのエディ・プランク、チーフ・ベンダーが中心だった。
- 1927年から1932年。3年連続100勝以上を含む6年連続90勝以上をあげ、3度のワールドシリーズ出場。2度ワールドシリーズを制覇した。中心メンバーは捕手ミッキー・カクレーン、一塁手ジミー・フォックス、外野手アル・シモンズ、先発投手のレフティ・グローブなど、後に殿堂入りする4人だった。特にシモンズはマック監督のお気に入りとして知られている。
- 1971年から1975年。5年連続90勝以上で3度のワールドシリーズ出場。その3つともチャンピオンとなり、ワールドシリーズ3連覇を成し遂げた。6度の盗塁王に輝いたバート・キャンパネリス、強打者レジー・ジャクソンが打の中心だった。一方で、このチームは投手力も素晴らしく、キャットフィッシュ・ハンター、バイダ・ブルー、ケン・ホルツマンの3本柱にクローザーのロリー・フィンガーズ擁する投手陣は安定感抜群であった。
- 1988年から1990年。3年連続90勝以上で3度のワールドシリーズ出場。1989年にはワールドシリーズを制覇した。打の中心はホセ・カンセコ、マーク・マグワイアのバッシュブラザーズに、史上最高のリードオフマンと言われるリッキー・ヘンダーソン。この黄金期もデーブ・スチュワート、ボブ・ウェルチ、マイク・ムーア、デニス・エカーズリーと先発3本柱とクローザーはリーグ屈指であった。
一方、暗黒時代も何度か経験している。1度目の黄金期が終わった1915年からは7年連続最下位と低迷。2度目の黄金期が終わった1934年から1967年の間に10度の100敗シーズン。勝率5割以上は4度だけで、この間の勝率は.402であった。
[編集] 移転計画
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メジャー屈指の強豪のアスレチックスであるが、本拠地マカフィー・コロシアムがアメフト兼用で野球観戦に適していない、また球場周辺の治安が悪いこともあって、観客動員が伸び悩んでいる。そのため、球団は2011年ごろまでにオークランドの南45キロほどにあるカリフォルニア州フレモントに移転することを検討している。計画ではフレモントに約5億ドル(約600億円)をかけて3万から3万4000人程度収容の野球専用の新球場を建設する予定である。
フレモントはシリコン・バレーの東よりに位置する街で、IT企業に勤務する裕福な住民が多いとされる。サンフランシスコ・ジャイアンツのフランチャイズ地域であるサンノゼから30キロほどの近さに位置するが、フレモント自体はアスレチックスのフランチャイズ地域である。
2006年11月14日、新球場の名前がシスコ・フィールドとなることが発表された。名称はシスコ・システムズとのネーミングライツ契約によるもの。契約期間は30年で、年間400万ドル(4億7000万円)を球団に支払う。球場建設予定地はシスコ・システムズから購入した58万平方メートルの土地。
[編集] ビリー・ビーンによるチーム編成
1990年代前半はマーク・マグワイア、ホセ・カンセコを軸とした強打が売りのチームであったが、近年のチーム年俸総額はヤンキースなどとは比べ物にならないほど少ない。しかし、資金力を持つチームと互角に戦い毎年地区優勝争いに加わる強豪である。それは現在のGMであるビリー・ビーンによるところが大きい。
ビーンは野球を「27個のアウトを取られるまでは終わらない競技」と定義し、それに基づいて勝率を上げるための要素を分析した(野球を統計学的手法をもって分析することをセイバーメトリクスと呼ぶ)。過去の野球に関する膨大なデータの回帰分析から「得点期待値」というものを設定して、これを上げるための要素を持つ選手を良い選手とした。具体的に述べると、出塁して長打で得点することが最も効率的である。詳細は次項で述べる。
ビーンが定義する勝利するための要素は、旧来の野球の価値観では重要視されず、そのため選手の年俸に反映されていなかった。そのため低い年俸で獲得して戦力を上げることができた。ヤンキースなどの資金力が強いチームに比べ1勝するための金銭的コストがはるかに低い。これは投資効率として考えた場合驚異的である。
選手の評価基準そのものを見直し、勝率向上のために必要な能力を精選して短期的改善を積み重ねることでプレーオフ進出の常連チームとなった。
[編集] チーム編成基準
チーム編成、および選手獲得の基準は以下の通りである。状況(運)により変動する数値は判断基準から排除され、本人の能力のみが反映される数値だけに絞り込んで評価することが最大の特徴。
[編集] 野手
[編集] 重要な要素
- 出塁率:
- 打率ではなく、四死球や振り逃げも含めた出塁する率。ビーンの定義に基づけば「アウトにならない確率」である。打率は高いに越したことはないが高打率の選手はコストがかかるため、打率が多少低くても出塁率の高さを優先して選手を獲得した。
- 長打率:
- 塁打数を打数で割った値。ヒット、特に長打を打った数が多い打者ほど数字が大きくなる。これと出塁率を合算したOPSをビーンはチーム編成で最重要視した。通常、OPSは出塁率と長打率は1:1の比率であるが、ビーンは出塁率と長打率の比率が3:1の指標(NOI)も使用し、出塁率により重きを置いている。
- 選球眼:
- 出塁率を上げるために必要な要素。投手により多くの投球をさせる能力、言い換えれば「粘る力」は相手投手の疲弊を招き、四球を得る確率の向上に繋がるためである。平均して中継投手は先発投手よりも能力が劣るため、相手投手を疲弊させて投手を交代させれば、さらに出塁率を上げることが出来る。ジェイソン・ジアンビの弟である、ジェレミー・ジアンビはジェイソンと比べ能力は比べものにならない程低かったが、粘る力においては兄を上回っていたためレギュラーとして起用された。
- 長打率に比べ、加齢によって低下することが少ない能力である。
- 一般的には努力により向上させられると考えられているが、ビーンは、選球眼は天賦の才で決まる、また野球の成功(勝利)に最も直結する能力である、と結論づけている。
- 慎重性:
- 選球眼に併せて重用視される。ボール・ストライクに関わらず自分の苦手な球に手を出さないこと。ビーンの理論では必ずヒットに出来る保証がない限り、ヒットになる可能性の低い球に手を出す打者は好まれない。また、初球に手を出すことも否定する。選手の気質に依存する部分が大きく、ドミニカ出身の選手は積極的に初球を打ちに行くとした。コーチングにより改善できる部分はごくわずか。
[編集] 重要視されない要素
- バント・犠打:
- ワンアウトを自ら進呈する、得点確率を下げる行為と定義して、完全否定した。犠打で進塁させることで上がる得点確率は、そのまま強攻させるより低いためである。具体例としては送りバントが挙げられる。無死ランナー一塁の場合、送りバントで走者を進塁させることが、保守的な野球観を持つものにとってはセオリーであると考えられているが、(ビーンらの定義する)得点期待値を下げるだけの行為である。
- 盗塁:
- あまり意味の無い行為と定義した。全ての盗塁の内、成功するのは20~30パーセント。盗塁を試みてアウトになるリスクを冒してもホームベースを踏んだ場合に得られる得点は1点であることに変わりは無い。統計学的見地から見ても、アウトになるリスクを冒すより、塁上に留まって長打を待つ方が得点確率が高い。また、盗塁を狙う選手はごく一部であり、普遍性が無い。同様にヒットエンドランも高いリスクに対し、得点確率向上への影響が乏しく、ビーンの理論では非効率である。
- 打点・得点圏打率:
- 打者がヒットを打った際の走者の有無は、その打者自身の能力が導いたのではなく、単なる偶然である。また得点圏打率など「好機に強い」ことも重要ではない。その打者が打った時に偶然走者がいたために「勝負強い」というイメージが刷り込まれただけに過ぎない。
- 得点圏での打席数は全打席より当然ながら少ない。サンプル数が少なくなればなるほど確率は実際の数値より「揺らぎ」が大きくなる(大数の法則:例えば、コイントスを10回程度行っても、表・裏の出る確率がそれぞれ必ず50%になるわけではない)。得点圏打率が通常の打率より高くなったり低くなったりするのは、選手の能力よりも揺らぎの影響のほうがはるかに大きいのである。
- 失策、守備率:
- 失策であるか否かは記録員が判断するため、主観的であるとした。守備範囲が広く積極果敢に打球を取りに行く選手のほうが、守備範囲が狭く打球を追うことに消極的な野手よりもかえって失策が多くなる(つまり、ヒット性の当たりにも追いつけてしまうがための失策があるということ)。数字として存在しても選手の能力を示す数値としては機能していない。
- 守備力は回帰分析するためのデータが蓄積しにくいことや、試合に及ぼす影響が攻撃力よりも少ない。
- ビーンは、フィールドを数百の座標を設定し、打球の速度・軌跡を調べ、「速度○○、軌道△△を伴い地点××に落下した打球」という風に打球をより厳密に判別する手法を導入した(これはビーンオリジナルの手法ではなく、野球データ分析会社AVMの手法を真似たものである)。それによって打球を処理した野手の守備力の数値化を図ったが、野手の捕球するまでの行動が反映されないなど問題もあるため重要視はしなかった。
[編集] 投手
[編集] 重要な要素
野手で重要視された要素を逆に与えないことに重きを置く。得点される可能性を下げ、アウトを稼ぐ能力のみを評価する。
- 与四球:
- 塁間を移動中にアウトにならないため、与えることが望ましくない。そのため、試合において敬遠は戦術として用いられない。敬遠が相手の得点期待値を低下させることは極めて低いためである。
- 奪三振:
- 最もシンプルにアウトに出来る方法。
- 被本塁打:
- 投手に責任がある唯一の安打。被安打数ではない、被安打数については後で述べる。
- 被長打率:
- 投手が対戦した打者の打数の合計で被塁打を割った値。ヒット、特に長打を許した数が少ない投手ほど数字が小さくなる。失点確率を低くするためには長打を打たれないことが重要になるため重視される。打たれた場合の打球がゴロであれば、長打となる率は低くなる。そのため、打たれた打球がゴロになる率も評価基準として取り入れた。
[編集] 重要視されない要素
投手に責任があると考えられていた要素の大半は、投手以外の球場や野手といった状況(つまり運)に依存するとした。
- 被安打数
- フェアグラウンド内に打球が飛んでも、それが安打となるか否かは野手の守備能力に依存する部分が大きい。つまり本塁打以外のフェア打球は投手には責任は無い。
- 防御率・自責点:
- 打者の打点と同様に、周囲の状況によって大きく変動する要素のため。
- 勝利数・セーブ:
- 投手自身の能力に依存する数値ではない。采配により作為的にコントロールできる。「クローザー(抑え)は誰でも可能。9回の抑え投手よりも7・8回に優秀な投手を起用した方が勝率が上がる」ともビーンは語っている。
- 球速:
- 必ずしもアウトを取る能力には結び付かない。遅い球しか投げられなくとも、前述の要素を満たしていることを重んじた。
[編集] 補足
「重要視されない要素」そのものは、ほとんどは完全否定はされていない。野球の競技を構成する要素であるため、これらの要素(能力)が高いことは勝率上昇には繋がる。ただ、影響が乏しいと判断されたため、「限られた資金の中で、レギュラーシリーズを戦い、高い勝率で終える」という戦略目的において重要度が低いだけである。
[編集] 低年俸選手
アスレチックスが獲得する選手は、他球団で評価されない「欠陥品」・「傷物」とされた選手である。この欠陥とは他球団の価値基準においてであり、アスレチックスの基準においては必ずしも問題とはならない。前述の能力を有していれば、これらの欠陥はほとんど問題にされない。 例えば、スコット・ハッテバーグはボストン・レッドソックスで正捕手だったものの、利き腕を手術し選手生命は絶望的な評価をされていたため、年俸が低かった。しかし、高い出塁率を持っていたためアスレチックスは内野手として獲得し、その結果、主軸打者として活躍した。選手が競技者として致命的な怪我を負い復帰した直後は、市場価値が急落しているために、交渉しやすいことが利点である。 後述のスカウティング・ドラフトにおいても、代理人(エージェント)の付くスターアマチュア選手は契約金が高くなるため、代理人の付いていない選手を優先した。
[編集] 長期複数年契約
有望な若手選手とは、FA権を取得する前の早い時期から複数年契約を結ぶことで年俸を抑制した。特にバリー・ジート(現サンフランシスコ・ジャイアンツ)、マーク・マルダー(現セントルイス・カージナルス)、ティム・ハドソン(現アトランタ・ブレーブス)の先発投手3名は成績に対しての年俸が低く、コストパフォーマンスが極めて高い。FA権を取得すると年俸が必然的に上がるため、トレードで放出した。詳しくはトレードの項を参照。
[編集] トレード
また、年俸が高くなると判断した選手は、躊躇無くトレードに出すのも特徴である。その場合獲得するのは原則として、若手で前述の要素を満たしている選手である。前述の要素は他球団では年俸に反映されることがあまり無く、低い移籍金で獲得が可能である。FA権を取得した選手もほとんど引き止めることはない。FA権を用いて選手が他球団へ移籍した場合、MLBの制度ではドラフト指名権が優遇されるため、代替選手の獲得も容易となるためである。
逆に、状況を活用して並の選手の数値(セーブポイントなど)を上げ、高い移籍金で売り飛ばす方法で運営資金を獲得した。『マネー・ボール』の中では「がらくたを押しつける」と表現された。 チームの主軸の年俸が上がったために手放した場合でも、その選手の能力を細分化し複数の選手を獲得・運用することでその穴を埋めた。「将来性」といったようなデータで証明できない曖昧な要素は考慮しない。 選手生命に影響するような怪我をした直後の選手は市場価格が暴落するため、獲得に動くことは常套手段のひとつである。
『マネー・ボール』出版以降はビーンの戦略が広く知れ渡ったため、前述の指標を満たす選手の市場価値が一部では上がっている(例えば、高い出塁率を誇る選手は以前ほど安価に獲得できなくなった)。
[編集] スカウティング・ドラフト
旧来の、スカウトの暗黙知(経験や勘)による選手評価を全否定し、客観的データ主義を徹底した。体格やバッティング・ピッチングフォームなどの外見は考慮しない。あくまで、前述の要素を満たす選手を獲得することに注力した。
スカウトの選手を判断する基準は主観的(この選手は伸びる、才能を秘めている、など)であることや、元選手のスカウトの選手時代の経験に基づく判断を行っていたため、不確実であることや戦略立てて選手を獲得出来ないという欠点を抱えていた。また、スカウト陣が閉鎖的・前時代的な価値観を捨てられず、ビーンの方針とそぐわなかったため、大半を解雇した。
また、選手の身辺調査・素行調査も行い、本人の言動・交友関係・家族の犯罪歴の有無などから将来悪影響を及ぼす可能性があると判断した選手は徹底して獲得候補から排除した。また、不確実性の排除はそのまま高校生選手の獲得の排除に繋がった。
[編集] プレーオフでの苦戦
近年のアスレチックスはレギュラーシーズンには強さを見せ、毎年のようにプレーオフに進出するものの、ワールドシリーズには進出できていない。この一因は、先述のような出塁率等を重視するチーム編成・戦術は、多くの試合を重ねる中で勝率を高めていくことに主眼を置くものであり、勝率ではなく先に定められた数の勝利を挙げなくてはならない短期決戦には必ずしも向いてはいない点にあるといわれる。また、最大でも7試合しか行わないプレーオフでは数値に「揺らぎ」が出やすいため、ビーンも「プレーオフまで進出させることが仕事」と現状の分析方法および戦術の短期決戦における限界を認めている。
[編集] マネー・ボール
このビーンのチーム戦略を、マイケル・ルイス(「ライアーズポーカー」の作者)が「マネー・ボール」(原題:Moneyball: The Art of Winning An Unfair Game)という本に著し、日米で大きな反響を呼んだ。原題は「不公平なゲームに勝つ技術」であるが、これは資金力の差という不公平性の中で勝つためにセイバーメトリクスを駆使した、ということである。アメリカ国内での反響は大きく、保守的な野球観を持つ人々による(極めて的外れなものも含めた)批判が相次いだ(「ビーンが自分の自慢話を本にして、いい気になっている」と言う者もいた)。この様相は文庫版のあとがきで著者が「ベースボール宗教戦争」と表現するほどであった。
[編集] 主な選手
[編集] 殿堂入り選手
- フランク・ベーカー(Frank Baker)
- チーフ・ベンダー(Chief Bender)
- オーランド・セペダ(Orlando Cepeda)
- タイ・カッブ(Ty Cobb)
- ミッキー・カクレーン(Mickey Cochrane)
- エディ・コリンズ(Eddie Collins)
- ジミー・コリンズ(Jimmy Collins)
- スタン・コヴェルスキー(Stan Coveleski)
- デニス・エカーズリー(Dennis Eckersley)
- ロリー・フィンガーズ(Rollie Fingers)
- エルマー・フリック(Elmer Flick)
- ネリー・フォックス(Nellie Fox)
- ジミー・フォックス(Jimmie Foxx)
- レフティ・グローブ(Lefty Grove)
- ウェイト・ホイト(Waite Hoyt)
- キャットフィッシュ・ハンター(Catfish Hunter)
- レジー・ジャクソン(Reggie Jackson)
- ジョージ・ケル(George Kell)
- ナップ・ラジョイ(Nap Lajoie)
- ウィリー・マッコビー(Willie McCovey)
- ジョー・モーガン(Joe Morgan)
- サチェル・ペイジ(Satchel Paige)
- ハーブ・ぺノック(Herb Pennock)
- エディ・プランク(Eddie Plank)
- アル・シモンズ(Al Simmons)
- エノス・スローター(Enos Slaughter)
- トリス・スピーカー(Tris Speaker)
- ドン・サットン(Don Sutton)
- ルーブ・ワッデル(Rube Waddell)
- ザック・ウィート(Zack Wheat)
- ビリー・ウィリアムス(Billy Williams)
[編集] 現役選手
- ジョー・ブラントン(Joe Blanton)
- キコ・カレーロ(Kiko Calero)
- サンティアゴ・カシーヤ(Santiago Casilla)
- レニー・ディナード(Lenny DiNardo)
- ジャスティン・デュークシャー(Justin Duchscherer)
- スコット・ダン(Scott Dunn)
- アラン・エンブリー(Alan Embree)
- ロン・フローレス(Ron Flores)
- チャド・ゴーディン(Chad Gaudin)
- ブラッド・ハルシー(Brad Halsey)
- リッチ・ハーデン(Rich Harden)
- ダン・ヘイレン(Dan Haren)
- ジョー・ケネディ(Joe Kennedy)
- シェーン・コミネ(Shane Komine)
- エステバン・ロアイザ(Esteban Loaiza)
- ジェイ・マーシャル(Jay Marshall)
- マーカス・マクベス(Marcus McBeth)
- ダン・メイアー(Dan Meyer)
- デービッド・シェイファー(David Shafer)
- ヒューストン・ストリート(Huston Street)
- ジェイソン・ウィンザー(Jason Windsor)
- ジェイ・ウィタシック(Jay Witasick)
- ジェレミー・ブラウン(Jeremy Brown)
- ジェイソン・ケンドール(Jason Kendall)
- アダム・メルヒューズ(Adam Melhuse)
- マイク・ピアザ(Mike Piazza)
- エリック・チャベス(Eric Chavez)
- ボビー・クロスビー(Bobby Crosby)
- マーク・エリス(Mark Ellis)
- ダン・ジョンソン(Dan Johnson)
- ドニー・マーフィ(Donnie Murphy)
- アントニオ・ペレス(Antonio Perez)
- マルコ・スクタロ(Marco Scutaro)
- ニック・スウィシャー(Nick Swisher)
- ミルトン・ブラッドレー(Milton Bradley)
- ライアン・ゴレスキー(Ryan Goleski)
- ハビアー・ヘレーラ(Javier Herrera)
- ボビー・キールティ(Bobby Kielty)
- マーク・コッツェイ(Mark Cotsay)
- シャノン・スチュワート(Shannon Stewart)
[編集] 永久欠番
- 欠番扱い-ウォルター・ハース・ジュニア(オーナー)
- 9 レジー・ジャクソン(Reggie Jackson)
- 27 キャットフィッシュ・ハンター(Catfish Hunter)
- 34 ロリー・フィンガース(Rollie Fingers)
- 42 ジャッキー・ロビンソン(Jackie Robinson)
- 43 デニス・エカーズリー(Dennis Eckersley)
[編集] 傘下マイナーチーム
AAA
- サクラメント・リバーキャッツ (Sacramento River Cats)
AA
- ミッドランド・ロックハウンズ (Midland Rockhounds)
A
- ストックトン・ポーツ (Stockton Ports)
- ケーン・カントリー・クーガーズ (Kane County Cougars)
- バンクーバー・カナディアンズ (Vancouver Canadians)
ルーキーリーグ
- アリゾナ・アスレチックス (Arizona Athletics)
[編集] チーム名の由来
アスレチックとは英語で運動する人、筋骨隆々な人という意味を持つが、アスレチックスは元々フィラデルフィアにあり、そこにあったアスレチックジムに通っていた人々が1830年代終わりにタウンボール(ベースボールの原型)のチームを結成したことに因む。そのチームはナショナル・アソシエーションという、のちのナ・リーグの母体となるリーグに加盟するが、1876年に当時の選手が八百長事件を起こし脱退させられてしまった。その後も1882年にアメリカン・アソシエーションというリーグに再加盟したが、1891年のリーグの解散と共に消滅してしまう。そのときのチームは、現在のチームとは別系統として扱われている。現在のチームは1901年にア・リーグが発足し、フィラデルフィアに本拠地を置くことが決まった時に、かつて存在したチーム名を復活させたものである。
チーム名が長いことから「A's(エーズ)」と略称で呼ばれることも多い。
[編集] マスコット
チームのマスコットは象である。これは、1902年、名監督コニー・マックがニューヨーク・ジャイアンツのジョン・マグロー監督から、無用の長物を意味する「白い象」と野次られたことに由来している。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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