EL VISION
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EL VISION(えるびじょん・いいえるびじょん)は自動車部品メーカー『デンソー』が開発し、パチスロメーカーの『山佐』が使用したパチスロ機の液晶の名称。
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[編集] 概要
デンソーが、トヨタのセルシオやマジェスタなどのメーターに利用している表示装置「透明エレクトロルミネッセンス(EL)ディスプレー」を山佐に供給開始した。2002年、ネオプラネットに業界初の有機ELを使用した「EL VISION」を搭載した。
それまででは考えられなかったリール上での演出が実現し、リールの停止絵柄を絡める演出など、液晶・ドットに続く新しい演出として期待度も高かった。また、「EL VISION」を使用してゲーム数・停止絵柄の履歴や差枚数のチェック・演出頻度の設定などが可能であった。
発売当時は画期的な「EL VISION」であったが、寿命やコストにおいて液晶に比べてデメリットもあり、さらに「カイジ」(ロデオ)・「夢夢ワールド」(SANKYO)でリリースされている全面液晶機や、「俺の空」(ロデオ)「鬼浜爆走愚連隊」(アビリット)・アルゼ系のようなリールの周りに液晶を搭載するといった技術(ドーナツビジョン)が発達し、さらには5号機からはリール上の絵柄に重ねて画像を投影することは禁止となっているため「EL VISION」は今後衰退していくと思われる。
[編集] 搭載機種
- ネオプラネットXX
- ネオマジックパルサーXX
- ネオファラオゼッツ
- プラネット999
- ネオフルーツチャンス
[編集] 関連項目
- 有機エレクトロルミネッセンス(有機EL)
- 山佐
- デンソー
- トヨタ自動車