デンソー
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株式会社デンソー（かぶしきがいしゃ-、英語表記：DENSO CORPORATION）は、愛知県刈谷市に本社を置くトヨタグループの自動車部品メーカーである。同業界においては、世界ではドイツのボッシュに次ぐ第2位、日本最大手である。
| 種類 | 株式会社 |
| 市場情報 | |
| 略称 | デンソー |
| 本社所在地 | 448-8661 愛知県刈谷市昭和町1-1 |
| 電話番号 | 0566-25-5511 |
| 設立 | 1949年12月16日 |
| 業種 | 輸送用機器 |
| 事業内容 | 自動車部品の研究･開発･生産 |
| 代表者 | 深谷紘一取締役社長 |
| 資本金 | 187,457百万円（2006年9月30日現在） |
| 売上高 | 単体： 2,057,045百万円（2006年3月期） 連結：3,188,330百万円（2006年3月期） |
| 従業員数 | 単体：33,621人 連結：105,723人（2006年3月31日現在） |
| 決算期 | 3月末日 |
| 主要株主 | トヨタ自動車株式会社 24.74% |
| 主要子会社 | アスモ株式会社 アンデン株式会社 株式会社デンソークリエイト 浜名湖電装株式会社 株式会社デンソーウェーブ 他 |
| 外部リンク | www.denso.co.jp/ja/ |
目次 |
[編集] 概要
主な製品は自動車の熱機器関連、エンジン関連、電気機器関連、電子機器関連、ITS関連である。自動車部品を広範囲に扱っており、技術力には定評がある。トヨタ自動車だけでなく、国内外の自動車会社にも広く製品を供給している。
1970年代はNDで始まる（Nippon Densoから）型番のアマチュア無線機器を生産、またKDDIを中心に携帯電話端末も供給していた。
最近携帯電話にURIなどを転送する際に使われる、QRコードの開発を行ったのも同社であり、QRコードは同社の子会社である株式会社デンソーウェーブの登録商標である。
2005年度の製品別売上高構成（連結）は以下のようになっている。
- 熱機器 32.4%
- パワトレイン機器 24.1%
- 電子機器 15.3%
- 電気機器 11.4%
- モータ 7.0%
- ITS 4.7%
- 産業機器 2.2%
- その他 2.9%
[編集] 代表取締役
- 会長 - 岡部弘（2004年6月～）
- 副会長 - 齋藤明彦（2005年6月～）
- 社長 - 深谷紘一（2003年6月～）
[編集] 主要製品
自動車分野
- 熱機器
- パワトレイン機器
- 電子機器
- 電気機器
- 情報安全
- モータ：ワイパシステム、ウォッシャシステム、パワーウィンドーモータ、パワーシートモータ、パワーステアリングモータ、他各種モータ
新事業分野
[編集] 沿革
- 1949年 - トヨタ自動車から分離独立、「日本電装株式会社」として創業。
- 1953年 - 独ロバートボッシュ社と電装品に関する技術提携を締結。
- 1966年 - 米シカゴに営業所を、ロサンゼルス・デトロイトに出張所を開設。
- 1971年 - ロサンゼルスに初の海外拠点を設立。
- 1984年 - 額田テストコースを開設。
- 1991年 - 基礎研究所設立。
- 1996年 - 現社名「株式会社デンソー」に社名変更。
- 1998年 - 国内全事業所で「ISO14001」取得。
- 2001年 - 網走テストセンターを開設。
- 2002年 - 国内全事業所で「ゼロエミッション」達成。
[編集] 国内事業所（下段各事業所主要製品）
- 本社（愛知県刈谷市）（1949年）
- 池田工場（愛知県刈谷市）（1965年）
- ラジエータ、オイルクーラ、インタークーラ
- 広島工場（広島県広島市）（1965年）
- ラジエータ、電動ファン、吸気モジュール、ヒータコア
- 安城製作所（愛知県安城市）（1967年）
- スタータ、オルタネータ
- 西尾製作所（愛知県西尾市）（1970年）
- カーエアコン、ラジエータ、ディーゼル燃料噴射装置、EFI用制御製品
- 高棚製作所（愛知県安城市）（1974年）
- メータ、ディスプレイ、ナビゲーションシステム
- 大安製作所（三重県いなべ市）（1982年）
- 点火装置、安全走行機器、O2センサ、各種アクチュエータ、センサ
- 豊橋製作所（愛知県豊橋市）（1987年）
- カーエアコン、自然冷媒（CO2）ヒートポンプ式給湯器
- 幸田製作所（愛知県額田郡幸田町）（1987年）
- IC、電子制御製品
- 阿久比製作所（愛知県知多郡阿久比町）（1990年）
- 生産設備、ロボット
- 善明製作所（愛知県西尾市）（1998年）
- 電子制御式燃料噴射装置
- デンソー基礎研究所（愛知県日進市）（1991年）
- 半導体エレクトロニクス、情報通信、ヒューマンマシンインターフェース等
[編集] 中国人従業員の機密持ち出し容疑
2007年3月、愛知県警に横領の疑いで逮捕された中国人従業員（技術部係長）が、データを不正に持ち出していたことが県警の捜査で判明した。この中国人は、1980年代後半に中国の軍事関連企業に勤務していたことも明らかになっており、県警は中国にデータが流れていた可能性も視野に入れて調査している。中国人容疑者は、2006年10月から12月にかけデンソーのデータベースからセンサーや産業ロボットなどの電子図面約13万件のデータを社有のノートパソコンにダウンロードした上で、自分のハードディスクにコピーする目的で自宅に無断で持ち帰った。そのデータには、中には最重要ランクのデータも含まれていた。
県警で押収した貸与パソコンを分析したところ、複数の記憶媒体に接続した形跡を発見したが、自宅や職場への家宅捜索で見つかった複数の記憶媒体と照合した結果、まだ見つかっていない記憶媒体が存在することが分かった。 ダウンロードが増えた昨年10月以降に2回帰国し、デンソーが事情を聞いた直後の今年2月16日にも一時帰国していた為、県警は、データを中国に持ち出した可能性もあるとみて調べている。
なお、この中国人は私有パソコンのハードディスクを傷つけ、内部を完全に破壊している。この行為は、この容疑者が違法性を認識していたことを示しているとされる。
[編集] 提供番組（過去に提供されたのも含む）
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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