IEEE 1471
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IEEE 1471の正式名称は ANSI/IEEE 1471-2000, Recommended Practice for Architecture Description of Software-Intensive Systems といい、ISO/IEC JTC 1 では ISO/IEC DIS 25961 として採用された。 IEEEの用語では Recommended Practice（推奨指針）に分類される標準であり、IEEEの標準の中でも規範的意味合いが強い。
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[編集] 概要
IEEE 1471 は、ソフトウェアアーキテクチャおよびシステムアーキテクチャの標準である。アーキテクチャを抽象的工作物としてきちんと記述する基準を与えることを目的としている。
IEEE 1471 は以下のような点で寄与する（イタリック体の単語はこの標準内で定義され使われている用語である）:
- アーキテクチャ (architecture)の記述のためのメタモデルと定義 (definitions)を提供する。
- アーキテクチャは、記述されるソフトウェア/システムの権利所有者 (stakeholder)の関心 (concerns)に応じるために存在する。
- アーキテクチャ記述 (architecture description)は本来的に多様な観点で記述される。単一のビュー (view)では権利所有者のアーキテクチャに対する様々な関心に対応できない。
- ビューとビューポイント (viewpoint)を区別する。ビューポイントは、関心の集合であり、その関心に対応したアーキテクチャを記述するのに表現 (representations)/モデリング技法 (modeling techniques)が使われる。
- 適合アーキテクチャ記述 (conforming architecture description)は、ビューポイントとビューを1対1に対応させることで構築される。
- 単一のアーキテクチャ記述内の複数のビューにおける未解決の矛盾や原理 (rationale)を捉える方法を提供する。
現在の標準の付録には、IEEE 1471 のアーキテクチャの概念と関係のある他の標準（RM-ODPすなわち ISO 10746 など）について関連性が記載されている。
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[編集] 本体
- 概要（Overview）
- 参考文献（References）
- 定義（Definitions）
- 概念的フレームワーク（Conceptual Framework）
- アーキテクチャ的記述の指針（Architectural Description Practices）
[編集] 付録
- 書誌（Bibliography）
- 用語解説（Notes on Terminology）
- ビューポイントの例（Examples of Viewpoints）
- 他の標準との関係（Relationships to Other Standards）
アーキテクチャ記述に関する形式的かつ規範的要求仕様は全てこの規格の第5節にある。
[編集] 書誌情報
IEEE, IEEE Recommended Practice for Architecture Description of Software-Intensive Systems, IEEE Recommended practice for architectural description of software-intensive systems, E-ISBN 0-7381-2519-9, ISBN 0-7381-2518-0, IEEE ordering information
[編集] 改訂状況
ISOおよびIEEE標準としての5年間のコメント受付期間を経て、この標準規格の改訂作業は2006年に開始されている。
