P-36 (航空機)
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カーチス P-36 (Curtiss P-36) は第二次世界大戦初期のアメリカ陸軍の戦闘機である。愛称はホーク (Hawk)。アメリカ陸軍最初の近代的戦闘機(全金属製片持ち単葉の主翼、引き込み脚などの採用)の1つである。
1934年の競争試作で、セバスキー社のP-35に敗れたが、追加試作機が発注され、P-36として採用された。カーチス社におけるモデル名はカーチス・ホークモデル75である。後にエンジンを換装しP-40に発展した。
ホーク75は各国に輸出され、実戦に使われた。フランス空軍では第二次世界大戦開戦時4つの戦闘機大隊が数十機(モデル名:H-75A)を装備しており、実用性はモラーヌ・ソルニエMS406よりはましであったため、開戦により追加輸入を希望したが、降伏するまでの期間が短かったためそれほど数は多くなかった。にもかかわらず、ホーク75Aを装備した部隊はドイツ空軍を相手に200機ほどを撃墜したとされる。その他、オランダの東インド空軍の装備機が日本軍と交戦。ノルウェー向け輸出型はドイツ軍に接収され、フィンランドに売却されソ連軍を相手に実戦参加。イギリス空軍もフランスに輸出が間に合わなかったものを代わりに購入、モホーク (Mohawk) の名でビルマの日本陸軍機を相手に使用している。なお、中国やタイ、アルゼンチンに売却されたタイプは固定脚の廉価版である。
[編集] スペック
- 乗員:パイロット 1 名
- 全長:8.69 m
- 全幅:11.38 m
- 全高:2.90 m
- 主翼面積:21.92m2
- 空虚重量:2096 kg
- 運用時重量:-- kg
- 最大離陸重量:2,726 kg
- 動力:P&W R1830-17 ツイン・ワスプ レシプロエンジン
- 出力:1184HP
- 最大速度:501 km/h
- 巡航速度:435 km/h
- 航続距離:1,320 km
- 実用上昇限度:10,270 m
- 上昇率:--
- 武装:12,7mm 機関銃 1門、7,62mm 機関銃 3門