Special Broadcasting Service
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Special Broadcasting Serviceは、オーストラリアの公共放送局。略称はSBS。
オーストラリアが移民国家として発展し、公用語である英語圏以外の先住民や移民が多い。それらを加味し、英語以外の多言語放送を全体の半数を占めており、法的に定められてもいる。財源は交付金と広告収入。政府交付金を主な収入源としているが、コマーシャルが認められている。
1975年にラジオ放送を開始。テレビは1980年から。2002年にはデジタル放送で2つのテレビチャンネルを追加した。
目次 |
[編集] サービス
- ラジオ放送(SBS Radio)
- テレビ放送(SBS-TV)
- SBS World News Channel
- SBS Essential
[編集] 主な番組
- World News Australia
- Dateline
[編集] 多言語放送
ラジオ放送は68言語で行っている。一週間に一時間、オーストラリア内での使用者数の多い言語にはさらに多くの放送枠が与えられる。
テレビニュース "Worldwatch" は日本、香港特別行政区、中華人民共和国、フィリピン、イタリア、ドイツ、スペイン、フランス、ロシア、ギリシャ、ドバイ、インドネシア、アメリカ合衆国、ハンガリー、韓国、チリ、マルタ、ポーランド、ウクライナなどからのニュース番組を録画放送する。英語字幕はついていない。
英語圏以外からのテレビ番組、映画を購入し、英語字幕または吹き替えて放送する。英語版を共同制作して放送することもある。
[編集] 日本語放送
- ラジオ放送は長尾久昭が担当。放送は火曜の夜10時から1時間。インターネットでも聴取可能。
- テレビではNHKのニュース番組を日本語のままで放送している。アナログでは午前5時台の放送。デジタル放送では一日4回放送。
[編集] エピソード
- 2004年、アテネオリンピックの放映権を取得していたチャンネル9が計画していた多チャンネルでの放送が頓挫したため、SBSでも放送することとなった。
- 2006ドイツワールドカップより、チャンネル9に代わってFIFAワールドカップの放映権を獲得。ドイツワールドカップ予選、南米・オセアニア地域のプレーオフでオーストラリア代表がウルグアイ代表を下し、初のFIFAワールドカップ出場を決めた試合はSBS史上、最も多くの視聴者数を得た。本戦でも、深夜ながら多くの視聴者の支持を得ている。
- また、オーストラリア出身選手が多く出場する、自転車競技のツール・ド・フランスも衛星生中継で放映されている。
[編集] 関連項目
- ワールドニュースアワー(NHK BS1、SBSに似た構想を持つ)
[編集] 外部リンク
オーストラリアテレビネットワーク |
ABC (ABC TV, ABC2) | Seven Network | Nine Network | Network Ten | SBS |