User Datagram Protocol
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アプリケーション層 |
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DNS, ENRP, FTP, HTTP IMAP, IRC, NNTP, POP3 SIP, rlogin, RTP, SMTP SNMP, SSH, SSL, TELNET CMIP |
トランスポート層 |
DCCP, IL, RSVP, RUDP SCTP, TCP, UDP |
ネットワーク層 |
ARP, BGP, IP(IPv4,IPv6) ICMP, IGMP, IGP, RARP |
データリンク層 |
ATM, DTM, FDDI, PPP SLIP, SMDS, イーサネット Wi-Fi, トークンリング フレームリレー |
User Datagram Protocol(UDP、ユーディーピー)は、主にインターネットで使用されるプロトコルの一つで、定義はRFC 768による。主にIPプロトコル上に実装されておりOSI参照モデルのトランスポート層にあたる。送達確認などを行わない無手順方式でのデータ転送に用いる。通信中のパケット紛失や、データ誤り等の検出やその為の対応手段はアプリケーションで行う必要がある。しかし、その分TCPと比べデータ比率は高まるため、途中でデータが抜け落ちても問題が少ない音声や画像のストリーム形式での配信(VoIP、Realストリーミング、QuickTimeストリーミング)に用いられている。 その他SNMPやTFTP、DNSやDHCPなどの各種上位プロトコルがある。
STD番号:6
目次 |
[編集] 仕様概要
- プロトコル番号:17
- TCP同様、ひとつのIPアドレスで16bit (65535個)の論理ポートを持つことができる。物理的・IPアドレス的に1つであっても、論理的に多重化された65535個までの通信を行うことができる。
[編集] RFCによる技術仕様
[編集] UDPパケットフォーマット
0 - 7 ビット | 8 - 15 ビット | 16 - 23 ビット | 24 - 31 ビット |
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送信元ポート | 宛先ポート | ||
データ長 | チェックサム | ||
データ |