ZJゲージ
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ZJゲージはアキア(合併によりプラスアップ)から販売されている日本版Zゲージの食玩シリーズである。
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[編集] 概要
日本ではZゲージの商品化の動きはこれまで一部の玩具を除いて、少なくとも自走式模型の分野では全くなかった。その状況下で、食玩という形態とはいえ、他のゲージの鉄道模型と同じ直流二線式の自走式(動力付き)細密モデルがリリースされることとなり、鉄道玩具・鉄道模型の両分野のファンの耳目を集めた。「ZJゲージ」と名乗っているが、OjゲージやHOjゲージなど、他のゲージの「*jゲージ」と異なり縮尺・軌間ともヨーロッパ型Zゲージと同じ1/220・6.5mmであるので、事実上Zゲージと考えて良い。
商品の箱には車輛1輛、直線または曲線の線路1本、それに飴と解説書が同梱されている。なお、動力車についてはシークレットの形で供給されているが、動力車と付随車は当然重量が異なることから、サーチ対策として付随車のパッケージにはボール紙が入って死重となっており、逆に動力車のパッケージには線路が付属しない。5月からは対応パワーパックも発売されている。
[編集] 製品化された車輛
- 485系
- クハ481(300番台・「電気釜」非貫通形)
- モハ484(200番台・シークレットに動力車あり)
- モハ485(後期形)
- サロ481(特急色、上沼垂色のみ)・サハ481(300番台・ひたち色のみ)
[編集] オプション
- パワーパック
- 2006年5月発売。最大出力10V・0.8A。
- 線路セット
- 2006年6月発売。
- 直線10本セット
- 曲線6本セット
[編集] 現状と課題
これまでZゲージは実質的にメルクリンの独占であり、車輛も欧州型ばかりで、日本国内の主流であるがZゲージよりも一回り大きいNゲージに比べ価格が数倍もする高価なものであったが、本シリーズが食玩という低価格を前提とした商品展開で登場したことにより、従来の図式を変えられるか注目される。実際、各地の鉄道模型専門店や量販店でも一定の取り扱いがあり、徐々に浸透しつつある。 第1弾の485系発売時点では動力車がシークレットモデルで3ボールにつき2個しかないので、これを入手できなければ走行不能であるという問題があった。 第2弾では動力車、電池式パワーパックが1ボールにつき1個づつ入っている為、1ボールでエンドレスの線路、編成を揃える事ができるようになった。
東京マルイ、天賞堂からも参入が予定されている。また、日本型ストラクチャーも徐々に揃いつつある。
一過性の物に終わるか持続的に市場が拡大するかは、今後、他社の互換規格での参入や製品の拡充、供給形態の見直しが大きく影響することが予想される。日本のZゲージ市場を定着させるためには、今後の積極的な新規参入が望まれる状況である。