いすゞ・ニューパワー
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ニューパワーは、かつていすゞ自動車が製造していた大型トラックである。
[編集] 概要
1970年にそれまで製造されていたキャブオーバートラックの後継として登場した。呼称としては単にニューパワーと言うことはあまり無く、ニューパワーZ、もしくはシリーズ名のV10SSなどと言った。ダンプ、カーゴ、トラクタ、構内専用車などラインナップが豊富で1990年代前半まではかなりの台数が存在したが、排ガス規制や年数の経過によりほとんど廃車となり、ナンバーが付いていて走行可能なのは走行距離が短い地方の消防署に配備されたはしご車や化学消防車などである。V10SSに搭載された10PA1はCRA系のバスにも搭載されており、バスでありながらV10SSエンブレムを装着していた。
[編集] 歴史
- 1970年10月TMK型誕生。当時は、12023cc・250psだった。
- 1972年11月20日フルモデルチェンジでSPK,SPM,SPZ,SPG型発売(馬力も260PSにアップ)。
- 1973年1月 トラクター仕様のVW型シリーズ誕生。
- 1974年10月V10型誕生(295PS)発売。
- 1976年2月マイナーチェンジ。
- 1977年10月ニューパワーV10SS(320ps)発売。
- 1979年10月ビックマイナーチェンジ。キャブ外観が大幅に変更され、助手席ドアには側面確認窓が装備された。
- 1983年製造中止。後継は810。
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