かわしま燦々夏祭り
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かわしま燦々夏祭り(かわしまさんさんなつまつり)は、岐阜県各務原市川島笠田町の河川環境楽園内で行なわれる祭りである。
[編集] 歴史
元々は江戸時代の享保年間に始まったという現在の岐阜県各務原市川島渡町に伝わる渡島川祭りである。この祭りは、南派川 の渡橋付近で行なわれていたが、河川改修の水量減少により、舟が川に浮かべることが出来なくなった等により、 1963年(昭和38年)を最後に途絶えてしまう。
この川祭りで使用する道具は、川島渡町の神社境内内にある「川まつり資料館」で保管されていたが、1989年(平成元年)、羽島郡川島町(現各務原市)はふるさと創生事業の資金を利用して復活を計画。道具の紛失や老朽化の為、本来2艘の舟で行なうのを1艘に縮小して復活させる。
その後、道具の修復、新調を行い、1995年頃“かわしま川祭り”として復活する。1999年(平成11年)に河川環境楽園が開園すると、開催場所を河川環境楽園に変更する。
2004年(平成16年)より、このかわしま川祭りをメインとした“かわしま燦々夏祭り”となる。
[編集] 開催日 主なイベント
- 開催日:7月下旬(基本的に、7月第三週土曜日~第四土・日曜日)
- 主なイベント
- 野外映画上映大会
- 大盆踊り大会
- 屋台村フェスティバル
- かわしま川祭り
[編集] かわしま川祭り
365個の提灯等、様々な飾りを付けた2艘の巻き藁舟が、お囃子を奏でながら川を上下する祭りである。昼巡行と宵巡行があるが、無数の提灯に明かりをつけた宵巡行が幻想的である。