たこまんま
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たこまんまとは、北方系のタコであるヤナギダコの卵巣を食品として呼ぶときの道東地域における呼称。マダコの卵巣である海藤華に相当するが、小卵型のタコで幼生が長期間プランクトン生活を送るマダコと違い、ヤナギダコはイイダコと同様の底生生活の幼体が直達発生する大卵型のタコであるためにずっと大粒の卵である。
ヤナギダコの卵は長径5mm、短径3mm程度と、長径2.5mm、短径0.5mm程度のマダコの卵の2倍以上の大きさの回転楕円体型で、色は白色がかっている。 生のままだと透き通っているが、茹でると炊いた米状(まんま、まま)になるためこう呼ばれる。
イクラと同様に酒と醤油に一日ほど漬け込んで食べるのが一般的。美味であり、値段はイクラよりもはるかに安いが、見た目で敬遠する人もいる。カマボコなどに加工することもできる。