アイズレー・ブラザーズ
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アイズレー・ブラザーズ (The Isley Brothers) は、アメリカ合衆国のファンクバンド。 ロナルド・アイズレーのボーカルが聞き物であり、多くのR&Bシンガーの尊敬を集めている。
50年代にヴォーカル・グループとして結成され、59年「シャウト」をヒットさせる。その後もビートルズのカバーでも有名な「トゥイスト&シャウト」などをチャートに送り込み、60年代半ばには無名だったジミ・ヘンドリックスをツアー・メンバーに加え、ステージだけではなく、レコーディングにも参加させている。このことは、後にギタリストとしてアイズレー・ブラザーズのメンバーとなるアーニー・アイズレーに多大な影響をあたえることとなる。そして69年、そのアーニーを含む3人のバンドメンバーを加え、6人編成のファンク・グループとして活動を開始する。今なおサンプリングやカヴァーが行なわれる傑作群を生み出したが、1983年のアルバム"Between The Sheets"発表後にCBSレコードとグループ側の評価の相違や、中途参加メンバーのグループ内での評価に対する不満により、中途参加メンバーはアイズレー・ジャスパー・アイズレーを結成する。結成メンバーの3人はアイズレー・ブラザーズを継続させるが、1986年にオーケリー・アイズレーが急逝する。その後ルドルフ・アイズレーは聖職につくためにグループを離脱してしまう。このメンバーが減り続ける期間からアンジェラ・ウィンブッシュがグループをサポートした。1991年に アーニー・アイズレーと マーヴィン・アイズレーが復帰する。1997年にマーヴィン・アイズレーが糖尿病の後遺症で足を切断し、活動を離脱。現在のアイズレー・ブラザーズは2人でアルバムを出し続け、若手とのコラボレーション等も盛んに行なっている。
[編集] ディスコグラフィ
- Shout (1959)
- Twist And Shout (1962)
- The Fabulous Isley Brothers -Twisting And Shouting (1964)
- Take Some Time out for the Isley Brothers (1964)
- Twisting & Shouting (1964)
- This Old Heart of Mine (1966)
- Soul on the Rocks (1967)
- Tamla Motown Presents (1967)
- Doin' Their Thing (1969)
- It's Our Thing (1969)
- Live at Yankee Stadium (1969)
- The Brothers: Isley (1969)
- In the Beginning (1970)
- Get into Something (1970)
- Giving It Back (1971)
- Brother, Brother, Brother (1972)
- The Isleys Live (1972)
- 3 + 3 (1973)
- Live It Up (1975)
- The Heat Is On (1975)
- Harvest for the World (1976)
- Go for Your Guns (1977)
- Showdown (1978)
- Winner Takes All (1979)
- Go All the Way (1980)
- Grand Slam (1981)
- Inside You (1981)
- The Real Deal (1982)
- Between The Sheets (1983)
- Smooth Sailin' (1987)
- Spend the Night (1989)
- Tracks of Life (1992)
- Live (1993)
- Mission To Please (1996)
- Eternal (2001)
- Body Kiss (2003)
- Baby Makin' Music (2006)
[編集] 主要メンバー
- ロナルド・アイズレー
- オーケリー・アイズレー
- ルドルフ・アイズレー
- アーニー・アイズレー
- マーヴィン・アイズレー
- クリス・ジャスパー
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