ノート:アシカ亜目
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- 「アシカ亜目」を「鰭脚類」に移された理由をうかがいたいと思います。Inukawa 2005年1月29日 (土) 12:29 (UTC)
その議論以前に、まず「アシカ亜目」が広く使われている実績があるのかどうかが問われる可能性があります。単純にインターネットで検索しても、100件以下、鰭脚類の1/100しか使われていないマイナーな言葉のようです。マイナーな言葉をあえて選択するべき積極的な理由があるのかどうか、反対に問いかけをいたします。WOLF 2005年1月29日 (土) 13:22 (UTC)
- さっそくのリプライ、ありがとうございます。Wikipedia:記事名の付け方中の「正式な名称を使うこと」という Wikipedia の基本指針--指針はあくまで指針あって、絶対ルールではありませんが--が根拠となろうかと思います。Pinnipedia/アシカ亜目 を生物学用語として考えることが前提ですが。これが第一の理由。
- Wikipedia 利用者の皆さんによって(Google等の利用者でも同じことですが)実際に検索語として用いられる頻度で言えば、もちろん「アシカ亜目」より「鰭脚類」の方が(それも圧倒的に!)多いことでしょう。ですが、そのためにリダイレクトという便利な機能があるわけで、この機能がある限りは、「アシカ亜目」を項目名とすることに、特に不都合はなかろうと判断します。本文中でも、「アシカ亜目(すでにアシカ科になってしまったようですが)=鰭脚類」であることを、誰が見てもわかるように明記していることは、ご覧のとおりです。「鰭脚類」の「類」という語が慣用語であって、正式な分類階層名ではない(さまざまな階級に任意に用い得る)ことは、ご承知のとおり。
- また、目・亜目の伝統的な漢語名(原ラテン語名を漢訳したもの)を文部科学省が(愚かにも)否定していることについては、哺乳類の本文記事(あるいはそのノート記事)をご参照いただければと思います。私個人としては漢名の方が合理的であると思いますし(原欧名との対応がとりやすく、さらには、特殊なケースですが、今回のような分類階層の移動にもしっかり対応できる!)、愛着も感じますが、Wikipedia 日本語版全体での統一性という観点から言って、本項ばかりを漢語名にすることには感心いたしません。このことが、「鰭脚類」の項目名をとりあえず不適当とする第二の理由です。もちろん、Wikipedia 日本語版の全目名・亜目名を(哺乳類だけでも)今から漢語名に書き換えるというなら、私としてはむしろ歓迎ですが、その場合にしても、執筆者を含む利用者各位のコンセンサスを得るために、それなりの手続きというものを踏んだ方がよいでしょう。
- 本来の--つまり、「裂脚類」の対概念としての、ということですが--「鰭脚類」という伝統的なカテゴリーが過去のものであることは、本項本文に書いています(バッサリ削除されてしまいましたが、変遷経緯の説明は特段ジャマではないという判断から、とりあえず戻させていただきました)。分子解析による最新分類(鳥類の分類に見る混乱にふれるまでもなく、その知見は、他の分類メソッドをとる研究者には必ずしも常には受け容れられていません。これについても、哺乳類の最後の方で概説しています--ことのついでにご推敲いただければありがたいのですが)において、Pinnipedia(=鰭脚類)という単位名が、新しい形で(階級を変えて)使われるようになっているのならば、本項本文の中で、その経緯についても言葉を費やしていただければさいわいです。おそらく、(私自身のような)初学者の混乱を、多かれ少なかれ招きそうな変化ですから。Inukawa 2005年1月29日 (土) 14:33 (UTC)
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- この件に関して特に新しい意見が得られないようなら、「アシカ亜目」に戻したいのですが(「鰭脚類」はリダイレクト化)……よいでしょうか?Inukawa 2005年2月16日 (水) 15:41 (UTC)
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- 対処しました。Azu 2005年4月3日 (日) 16:35 (UTC)
[編集] 質問です
分類小史 の節なんですが、鰭脚類多系統説の説明に、最初は「収束進化」、その次に「平行進化」という言葉が使われています。これはどちらも同じ現象 convergence のことを言っていると思うのですが、同一節内であえて2つの用語が使いわけられているということは、厳密には双方にはニュアンスの違いがあるのでしょうか。--Sapo 2005年9月12日 (月) 14:55 (UTC)