アジピン酸
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アジピン酸 | |
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IUPAC名 | ヘキサン二酸 |
分子式 | C6H10O4 |
分子量 | 146.14 g/mol |
CAS登録番号 | [124-04-9] |
形状 | 無色粉末 |
密度と相 | 1.36 g/cm3, 固体 |
融点 | 152 °C |
沸点 | 338 °C |
SMILES | OC(=O)CCCCC(=O)O |
アジピン酸(—さん、adipic acid)は示性式 HOOC-(CH2)4-COOH、分子量146.14 のジカルボン酸。IUPAC命名法ではヘキサン二酸 (hexanedioic acid) と表される。無臭の無色結晶性粉末で、融点は 152 ℃、沸点は 338 ℃。CAS登録番号は [124-04-9]。
シクロヘキサンを酸化することによって得ることができる。古くより、シクロヘキサンをまずシクロヘキサノール、シクロヘキサノンとしてから、硝酸酸化でアジピン酸とする方法がとられてきた。ヘキサメチレンジアミンと共に 6,6-ナイロンの原料として工業的に重要とされる。
共に6,6-ナイロンの原料となるヘキサメチレンジアミンは、アジピン酸からアジポアミド、アジポニトリルを経由して得られる。
水への溶解度は、15 ℃において 1.4 g/100 mL と小さい。加熱により分解して吉草酸などを生じる。酸解離定数は、pKa1 = 4.42, pKa2 = 5.42 である。
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