アストロガンガー
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『アストロガンガー』は、1972年(昭和47年)10月4日から1973年(昭和48年)3月28日まで日本テレビ系で毎週水曜日19:00 - 19:30に全25話が放送された、ナック・宣弘社製作のロボットアニメ。
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[編集] 概要
巨大ロボットに人が乗り込んで戦うという設定としてはマジンガーZ(1972年12月放送開始)よりも早い(その様な理由で「ロボットアニメのカラー作品第1号」という事になる)。しかし乗り込むと言うよりは合体・融合に近く、融合後もカンタロー少年が操縦するわけではない。ガンガーを動かすのは意思を持ったロボット、ガンガー自身である。これは融合前、融合後も変わらない。カンタロー少年はガンガーの能力を開放する鍵的な役割をしているに過ぎず、融合後にガンガー内にその意識を保っているだけである。ロボットアニメの設定としては特殊な例といえる。
だが、この合体・融合の概念は後のUFO戦士ダイアポロン(こちらは意思の無いロボットに主人公が融合して動かす)に受け継がれており、この概念の先駆と言える。
[編集] スタッフ
[編集] 主題歌
- OP:『アストロガンガー』(作詞:雨宮雄児、作・編曲:小森昭宏、歌:水木一郎、コロムビアゆりかご会)
- ED:『進め!アストロガンガー』(作詞:雨宮雄児、作・編曲:小森昭宏、歌:コロムビアゆりかご会)
[編集] キャスト
[編集] アストロガンガー
プラスター星人の地球侵略に対抗するため、星カンタローの母・マヤがカンタロス星の「生きている金属」を使って生成した巨大ロボット。身長40.0m、体重2.0t。
アストロガンガーは、自分の意思を持ち、単体で活動することも可能だが、星博士の息子・カンタロー少年と合体することでその真の能力を発揮する。 基本的に弱点はないが、カンタロー少年が融合している胸の円盤状の部分を攻撃されると困るので、そこを守ろうとして行動が鈍る事もあった。なお、円盤状部分は普段カンタローがガンガーを呼び出す際に使うブローチと同デザインをしており、分離させたカンタロー少年らを乗せて脱出艇代わりに使用する事も可能。
[編集] 放送リスト
- 行くぞ! ガンガー
- 生きているロボット
- 燃える島の陰謀
- 恐怖の虹
- ガンガーの秘密を探れ
- 錆ついたガンガー
- 宇宙爆撃隊
- 宇宙の猟犬ハウンド
- 怪しいおばあちゃん
- 強いぞ! ガンガー
- 地球はぼくらのものだ
- 流れ星の降る谷
- 白い昿野の決闘!!
- オーロラの秘密
- ブラスター宣戦布告
- 戦慄のスパイモンスター
- チェイン・メイルの渦
- 時限爆弾ロボット・デスター
- レンズマー分身作戦
- ロボット部隊がやってきた
- 宇宙の幽霊船
- カンタロスの決闘
- あの胸のペンダントを狙え
- ブラスター・デビル 悪魔の眼
- スペース・パンサー
[編集] 関連事項
日本テレビ系 水曜19時台前半 | ||
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前番組 | アストロガンガー | 次番組 |
やったぜ!天才 ※19:00-19:26 NNNニューススポット ※19:26-19:30 |
白獅子仮面 |
日本テレビ 土曜朝7時台前半(1977年4月~1977年9月) | ||
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前番組 | アストロガンガー(再放送) | 次番組 |
おはよう!こどもショー ※7:00-7:45 → 7:45-8:25 |
小さなスーパーマン ガンバロン |
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