アッチソン・トピカ・サンタフェ鉄道
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アッチソン・トピカ・サンタフェ鉄道 (Atchison, Topeka and Santa Fe Railway) は、かつて存在したアメリカ合衆国の鉄道会社。単にサンタフェ鉄道とも呼ばれる。1859年設立。同国南西部の産業・経済を支えた重要な鉄道であり、全盛期には同国12州に21,000km以上の路線網を有し、1,100万人以上が利用した。同社は「アメリカの鉄道首都」と称されるシカゴに本社を構えていた。1996年、合併により同社はバーリントン・ノーザン・サンタフェ鉄道(現社名: BNSF鉄道)の一部となった。
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[編集] 沿革
1859年にアッチソン・アンド・トピカ鉄道会社 (Atchison and Topeka Railroad Company) として設立。1863年にアッチソン・トピカ・サンタフェ鉄道に改称した。1873年にはカンザス・コロラド州境まで、1876年にはコロラド州中央部の工業都市プエブロまで、さらに1880年にはニューメキシコ州の州都サンタフェまで開通した。1945年には売上高5億ドルを超え、総延長約21,000km、貨物取扱量約6,000万トン、利用客数約1,100万人、約1,700の機関車と約80,000の貨車、約1,400の客車を有する全米有数の鉄道会社へと成長した。
しかし時代の流れとともに鉄道は衰退し、1983年にサザン・パシフィック鉄道との合併を試みたが失敗。1996年、ノーザン・バーリントン鉄道と合併してバーリントン・ノーザン・サンタフェ鉄道(本社: テキサス州フォートワース)となり、アッチソン・トピカ・サンタフェ鉄道は136年の歴史に幕を閉じた。
[編集] 沿線の州と都市
[編集] 沿線の州
[編集] 沿線の主な都市
[編集] 本線
[編集] コロラド支線
- プエブロ
- コロラドスプリングス
- デンバー
[編集] サンタフェ支線
[編集] アリゾナ支線
[編集] その他
その他、セントルイス・オクラホマシティ・ダラス・フォートワース・エルパソなどの都市にも同社所有の鉄道路線が通っていた。
[編集] 関連項目
[編集] 参考文献
- en:Atchison, Topeka and Santa Fe Railway 3/21/2006 7:27 (UTC)
[編集] 外部リンク
[編集] 公式
- BNSF Railway(英語版)
- California State Railway Museum(英語版)
- San Bernardino Railroad Historical Society(英語版)
- Santa Fe Railway Historical and Modeling Society(英語版)
[編集] メディア・その他
- "Diesel Locomotives"(英語版) - ライフ誌(Life Magazine)、1947年5月18日号の記事。
- "Along Your Way", 1946 edition(英語版)
- Russell Crump's Santa Fe Archives(英語版) - サンタフェ鉄道の歴史についての有用な資料を集めたサイト
- Santa Fe Preserved Locomotives(英語版)
- Santa Fe Preserved Passenger Cars(英語版)