アメッコ市
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アメッコ市(あめっこいち)は、秋田県大館市において、1588年(天正16年)から行われている小正月行事。 当時はミズキの枝にアメをつけ稲穂の代わりに神前に供える農家の風俗行事であった。
以来、毎年続けられてきたが、1972年(昭和47年)より、現在のように観光行事化した。 祭りのメインイベントは、近くの田代岳の守り神・白髭大神(しらひげおおみかみ)がアメを買うために山から降りてくる、との言い伝えを再現し、白髭大神ともんぺ姿の少女「おこう」らが練り歩く白ひげ大神巡行である。
「アメッコ市の飴を食べると風邪をひかない」といわれ、縁起物の飴を買い求める人で賑わう。 県内外から20万人の人出がある。 しかし近年は、飴を売る露店の減少が社会問題化している。ピーク時は160店ほどあったものが、近年は60店ほどに激減している。地元の在住者に限定されている出店規制や、個人の販売者の高齢化が原因とされている。
以前は2月11日に開催されていたが、2002年(平成14年)より、2月の第2土曜日とその翌日の開催となっている。
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