アラン・ド・ボトン
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アラン・ド・ボトン(Alain de Botton、1969年12月20日 - )は、スイスチューリッヒ生まれの哲学者、エッセイスト。イギリスロンドンに在住。父親は、スイスの投資家で美術収集家のギルバート・ド・ボトン。
彼は、子ども時代にイギリスに移り、ケンブリッジ大学で思想史を学ぶ。その後、1992年ロンドン大学キングスカレッジで哲学で修士号を取得した。ロンドン大学大学院で、哲学の指導教官をしたのち、『小説 恋愛をめぐる24の省察』で作家デビュー。著作の相次ぐベストセラー化で、作家に転身した。現代のモンテーニュ風の哲学エッセイが世界中で好評を博している。
[編集] 著作リスト
- Essays in Love (entitled On Love in the US) (1993) - 『小説 恋愛をめぐる24の省察』白水社 1998年
- The Romantic Movement (1994)
- Kiss and Tell (1995)
- How Marcel Proust Can Change Your Life (1997, UK edition ISBN 0-330-35491-4) - 『プルーストにより人生改善法』白水社 1999年
- The Consolations of Philosophy (2000) - 『哲学のなぐさめ-6人の哲学者があなたの悩みを救う』集英社 2002年
- The Art of Travel (2002) - 『旅する哲学-大人のための旅行術』集英社 2004年
- Status Anxiety (2004) - 『もうひとつの愛を哲学する ステイタスの不安』集英社 2005年
『プルーストによる人生改善法』、『哲学のなぐさめ』(テレビ番組のタイトルは、「哲学:幸福になるための道案内」となっている)、『もうひとつの愛を哲学する ステイタスの不安』、そして『旅する哲学-大人のための旅行術』は、テレビ・シリーズ化されている。