アロプリノール
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アロプリノール(allopurinol)は痛風などの治療薬。尿酸産生を抑制し、痛風発作を予防する。日本ではザイロリック(製造発売元はグラクソ・スミスクライン)等の商品名で販売されている。
[編集] 効能・効果
下記の場合における高尿酸血症の是正
- 痛風、高尿酸血症を伴う高血圧症
[編集] 用法・用量
通常、成人はアロプリノールとして1日量200〜300mgを2〜3回に分けて食後に経口服用する。年齢、症状により適宜増減する。
[編集] 作用機序
高尿酸血症に対する尿酸コントロール薬は尿酸合成阻害を行うものと、尿酸排泄促進を行うものに分かれるが、アロプリノールは前者に分類される。
尿酸はプリンヌクレオチドから様々な過程を経て、最終的に尿酸となるが、その過程にはキサンチンオキシダーゼという酵素が関与する。アロプリノールはキサンチンオキシダーゼの活性阻害を行うことにより、人体内での尿酸産生を抑制し、血中・尿中の尿酸値を低下させる。
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