ウンデット・ニーの虐殺
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ウンデット・ニーの虐殺とは,サウスダコタ州ウンデット・ニーで野営しゴーストダンスに酔っていたスー族の集まりを、1890年12月28日、大砲や機関銃で武装したジェームズ・フォーシス大佐率いる第7騎兵隊が一方的に襲撃した事件。スー族の1人がナイフを持って手放さなかったという理由で酋長ビッグ・フットをはじめとする約150名が虐殺された。 この戦いを白人側は「ウンデット・ニーの戦い」と呼び、第7騎兵隊には議会勲章まで授与されている。しかし、インディアン側ではこれを戦闘とは見做さず、「ビッグ・フット一行の虐殺」と呼んでいる。
人権意識の高揚に伴いインディアン問題の象徴にされて年々犠牲者が増加し、現在では500人以上のスー族が無抵抗のまま殺害されたことになっている。