エレン・デジェネレス
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エレン・デジェネレス(Ellen DeGeneres,1958年1月28日-)はアメリカ合衆国ルイジアナ州出身のコメディアン・女優である。スタンダップ・コメディアンとして自身のキャリアをスタートさせ、その後は演じるだけでなくプロデューサーや脚本家としても活躍している。
テレビでのキャリアはシットコム「Open House」(1989-1990)から始まり、その後「Laurie Hill」(1992)を経て、「Ellen」(1994-1998)(途中で「These Friends of Mine」からタイトル変更)の主人公を演じて人気を博す。この番組では、役であるEllen Morganがレズビアンであることをカミングアウトしたと同時に、演じているエレン自身もレズビアンであることをカミングアウトした。
その後シットコム「The Ellen Show」(2001-2002)という番組で主人公を演じるが、視聴率が低く1シーズンで終了。 2003年からは昼のトーク番組「The Ellen DeGeneres Show」のホストを務めている。この番組の人気は高く、数々のエミー賞を獲得している。
映画にもいくつか出演し、ディズニー映画「ファインディング・ニモ」で演じたドリーでは、MTVムービー・アワードのコメディ演技賞にノミネート、アニー賞では声優賞を受賞した。
1996年、1997年のグラミー賞、2001年、2003年(他のコメディアンと共同司会)、2005年のエミー賞で司会を務めた経験もあり、特にアメリカ同時多発テロ事件の2ヶ月後に行われた2001年エミー賞では、テロ後のアメリカの雰囲気を明るくするような、エレンのユーモアに富んだ司会が高く評価された。 また、2007年アカデミー賞の司会にも、ウーピー・ゴールドバーグに次ぐ史上二人目の女性司会者として、抜擢された。
1995年に出版した「My Point...And I Do Have One」、2003年に出版した「The Funny Thing Is...」はニューヨーク・タイムズのベストセラーリストに載ったことがある。
現在は女優のポーシャ・デ・ロッシと交際しており、2005年には二人でブラッド・ピットとジェニファー・アニストンが以前住んでいた家を購入したと報道されたが、その後自身の番組でこれを否定した。
目次 |
[編集] TV
- シットコム「Open House」 (1989-1990)
- シットコム「Laurie Hill」 (1992-1993)
- シットコム「Ellen」 (1994-1998)
- テレビ映画「ウーマン ラブ ウーマン (If These Walls Could Talk 2)」 (2000) (製作総指揮も兼ねる)
- スタンダップコメディ「Ellen DeGeneres: The Beginning」 (2000)
- テレビ映画「ハリウッド・クライシス (On the Edge)」 (2001)
- シットコム「The Ellen Show」 (2001-2002)
- スタンダップ・コメディ「Ellen DeGeneres: Here and Now」 (2003)
- トークショー「The Ellen DeGeneres Show」 (2003-現在)
[編集] 映画
- Arduous Moon (1990)
- Wisecracks (1991)
- Coneheads (1993)
- Trevor (1994)
- Ellen's Energy Adventure (1996)
- ミスター・クレイジー Mr. Wrong (1996)
- ドクター・ドリトル Dr. Dolittle (1998) 声
- エドtv EDtv (1998)
- ラブレター/誰かが私に恋してる? The Love Letter (1999)
- グッバイ・ラバー Goodbye Lover (1999)
- ララミー・プロジェクト 語られた真実 The Laramie Project(2002)
- Pauly Shore Is Dead (2003)
- ファインディング・ニモ Finding Nemo (2003) 声
- My Short Film (2004)
[編集] 著書
- My Point...And I Do Have One (1995)
- The Funny Thing Is... (2003)