オープンフィンガーグローブ
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オープンフィンガーグローブとは、総合格闘技において使用されるグローブである。特徴として掴みやすいように五本指が出ており、また手の甲や拳の部分は打撃からの衝撃から拳を保護する為、パットに覆われている。柔道・レスリングにおける掴みや投げ技、空手・キックボクシングなどにおける打撃の両方を出来るように意識した形のグローブである。
最初に考案したのがブルース・リーと言われている。
日本人選手で初めて試合で着用したのはアントニオ猪木である(異種格闘技戦におけるチャック・ウェプナー戦)。
また、UWFから離脱した佐山聡もシューティング(現修斗)を創始した際、『打・投・極』がスムーズに行えるように早くからオープンフィンガーグローブを採用した(当時の総合格闘技界では、手で顔面攻撃をするには素手による掌底が常識だった。だが、UFCの出現により、その常識は覆されることになっていく)。
現在では、PRIDEを始め、ほとんどの総合格闘技イベントで採用されている。