カウンター・アタック
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カウンター・アタックとは、 サッカーを中心にスポーツで「反撃」、「速攻」の意味。単にカウンターとも呼ばれる。特に、敵が攻撃に出てくるところを防ぐや否や攻撃に転じる事を指す。
攻められる側の戦術である。 攻められる側がいい形で(プレスをかけられず、いい場所で)ボールをとったとき、 味方の選手が前のスペースをねらって走り出す。 広いスペースに走り込まれるとディフェンダーは飛び込めず、大きなチャンスになることが多い。 カウンターは少人数で攻めることができるのが特徴である一方、 フォワードのスピードが要求される。 チームによっては、ポジションに関係なく前に走り出す戦術をとる。
カウンターを受ける側はロングパスを蹴らせないボールへの早いプレスと、 出たパスに対しては先にボールにさわるか、 それができない場合にはボールを持ったフォワードの目の前に、少し離れて立ち、 自分が絶対抜かれないように守る(ディレイ)のが定石である。
得点でリードしているチームが人数をかけて守りたいとき、 また相手の攻撃の人数を減らしたいときにこのカウンターをねらうのは定石であり、 またそのために終盤足の速いフォワードを投入するのも定石化している。
[編集] カウンター・アタックの得意なサッカーチーム
- 中東・北欧の代表チーム
- 近年はバーレーン代表、ヨルダン代表、スウェーデン代表のカウンター攻撃が特に効果的である
- 一時期のバレンシア
※しかし、基本的に守備がしっかりしてスピードと体力も備えていないとカウンターはできない。即ち、ある程度強いチームはカウンターも得意である。ブラジルやアルゼンチンなども普通の攻めが凄いので目立たないが得意である。