カッターボート
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カッターボートとは、船舶に搭載されるボートのことで、カッターと省略して呼ばれることの方が多い。舳先が鋭いことから名付けられた。特に軍艦に搭載されるものは短艇と呼ばれることがある。
櫓を漕いで進ませる手こぎボートの一つで、マストや帆を備えているものは帆走することができ、大きさは、5m~10m程度である。本来の目的が、遭難者の救助、緊急時の脱出、船舶間の連絡、物資の小運搬であるため、通常は目立つように白色に塗られている。現在は、船員養成学校、水産高校などでの訓練、小学生の体験学習や競技会などで船に慣れ親しむ道具として用いられることがほとんどである。