カラスムギ
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カラスムギ | ||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||
Avena fatua | ||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||
カラスムギ(烏麦) | ||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||
wild oat |
カラスムギ(烏麦、英:Oat)はイネ科カラスムギ属に属する植物の総称、あるいは野生種のひとつであるAvena fatua Linn.を指す。原産地はヨーロッパから西アジアにかけての地域で、一年草である。これから栽培化された穀物がエンバク(燕麦)であり、これもまたカラスムギの名で呼ばれることもある。日本では帰化植物として存在し、春から初夏にかけての野草として見られる。
植物の名称に「カラス」や「イヌ」と付けるのは、それが人間の食用には適さない植物であるという見方によることが多く、このカラスムギもその1つである。しかし実際は食用に適しており、欧州や中東では栽培化以前にも野生種が利用されていた。日本では麦自体が広まらなかったためカラスムギまで利用する必要がなかったとされる。但し飢饉の際は稀に食された。稲作以前は採集食物として、また原始的栽培食物として利用されていた可能性もある。
野生のカラスムギの穎果を覆う穎には屈曲した長い芒(のぎ)があり、穂から脱落するとこの芒が乾湿運動によって屈曲点を軸に回転を繰り返す。この回転運動によって穎果は土壌に押し込まれ、発芽に有利な位置に置かれる。
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