キチンシンク
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キチンシンク (Kitchen sink) は、プロレス技のひとつである。
相手のみぞおち目がけて自らの膝を突き刺す技である。ヒットさせる際自らの体が少し横に流れるところが格闘技の膝蹴りと違う。第一人者のジン・キニスキーはロープ際に追い込んだ相手を押し、反動で跳ね返ってきた瞬間にこの技を決めた。ジャンボ鶴田はダッシュしてきた相手へのカウンター攻撃として用いた。その後は小橋建太が河津落としに移行する際に使っていた程度である。
名称を直訳すると「台所の流し台」であるが、この技を受けた選手は前屈みの姿勢となり、この「凹型の形状が流し台に似る」説、流し台は台所の中で動かしようのない設備である事から「台所の流し台のように相手を動けなくする技」説、「この技を喰らった選手が帰宅した後に、気持ち悪くなって台所の流し台で吐いてしまったことが由来」説など諸説あるが、由来についての詳細は不明である。