キャノンダンサー
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『キャノンダンサー』とは、1996年にミッチェルから発売されたアーケードゲームである。日本国外でのタイトルはOsman。
[編集] ストーリー
戦闘集団『狄』の戦士・麒麟のもとに、連邦法務長官ジャック・レイソンから一つの依頼が舞い込んできた。思想テロ集団スレイヴァーに占拠された都市を、その手で奪い返してもらいたいという。だがレイソン長官の裏切りに遭い、麒麟は追われる立場となってしまう。連邦政府、スレイヴァー、そして狄までも敵に回した状況で、麒麟は生き延びることができるか。
[編集] 解説
8方向レバーと3つのボタンで自機を操作する、横スクロールタイプのアクションゲーム。プロデューサーは『ストライダー飛竜』、『ノスタルジア1907』『鈴木爆発』で知られる四井浩一。そのため、ストライダー飛竜に非常によく似た感じのゲームに仕上がっているが、飛竜にはなかったストーリー性や、西洋と中東の雰囲気が入り混じった独特の世界観などから、現在でも一部で根強い人気を誇っている。後にカプコンよりストライダー飛竜2が発売されたが、本作をストライダーシリーズの正当な続編と見る声もある。
ただ、基板の市場への出回りが悪かったこと、家庭用移植がなかったことにより、知名度は低い。
[編集] その他
- 国内版ではCボタンに割り当てられている緊急回避ボム、「麒麟星祭り」。これには以下のような特徴がある。
- ストックは3つまで、道中でのアイテム、ステージクリア等では一切補給されない。
- 開発中は、ライフを消費して出す、コマンド技であった。この開発バージョンを元にした攻略が、ゲーメスト誌上で行われていた。
- 海外版ではCボタンから「→→A」というコマンドに、使用方法が変わった。ただし、ストック制はそのままである。