キャラクタ (コンピュータ)
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キャラクタは英単語 character のカナ表記である。もともと文字、数字、符号、性格、人格、地位、個性などの意味を持ち、本来の意味とここから派生した様々な意味(cf.キャラクター)で使用されている。
コンピュータゲームではプレイヤーキャラクターの略称として一般的に用いられる用語。
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[編集] コンピュータにおけるキャラクタ
コンピュータが一度に扱うデータの単位の1つ。コンピュータ上では文字、記号、制御文字等をキャラクタとして扱う。
コンピュータは画像や文字情報をディスプレイに表示する際に、画素ごとに憶えている必要がある。RAMが高価だった時代、コンピュータで使用したのは主にコマンドラインインターフェースであり、文字情報しか表示しなものにディスプレイ全面の画素をそれぞれ記憶するのはコストが合わなかった。そのため、ある一定の大きさの(8*8など)ドットマトリクス毎に1バイトの記憶領域を割り当てて、VRAMの容量を節約するキャラクタディスプレイが一般的であった。また、それにあわせたディスプレイコントローラーが使用された。現在のチップセットにもキャラクタ表示用の命令セットがのこっており、BIOS画面等で使用しているものもある。PC-9801シリーズでは、漢字もキャラクタとして扱えるようになっており、高速に漢字が扱えることが日本で普及した一因といわれている。
各キャラクタを組み合わせて絵を書くことをアスキーアートと呼ぶことがある。 また、キャラクタごとにカラーを割り付ける機能や、その機能で書いた絵をキャラクターグラフィックと呼んだ。
[編集] PCG
キャラクタのパターンをROMではなくRAMに保存して書き換え可能をにした機能をPCG(Programmable Character Generator:プログラマブル・キャラクタ・ゼネレーター)と称したメーカーもあった。ハードウェアで漢字表示が可能なコンピュータにおける外字機能も広義ではPCGの一種と見なせる。
[編集] スプライト/ゲーム等のキャラクタ
そこから逆に文字そのもの、あるいは8*8、16*16、32*32ドット等まとまったデータに番号を割り振って表示する文字、画像などをキャラクタと呼ぶようになり、文字や記号にとどまらず、スプライトや一般の画像であってもキャラクタと呼ぶことが多い。そのため、コンピュータ上でキャラクタと言う場合、様々な大きさのデータに対して、様々な符号を割り当てたものが存在している。(→キャラクター参照)
[編集] 関連項目
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