キー (機械要素)
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キーとは、軸と歯車など、軸からの動力を他の機械要素に伝えるための機械要素である。
[編集] 形状
- 両角形
- 両丸形
- 片丸形
[編集] 種類
- 平行キー
- ねじ用穴無し
- ねじ用穴付き
- 平キー
- くらキー
- 滑りキー
- こう配キー
- 半月キー
[編集] 強度
キーが変形すると全く使い物にならなくなってしまう。ここで、キーの代表として平行キーのせん断強度を計算するための式を挙げる。キーではせん断応力が問題となる。トルクの大きさT[N・m]を伝達する直径d[m]の軸に使うキーの幅をb[m]、キーの長さをl[m]とした時キーが受けるせん断応力(単位[Pa])は、
となる。計算して求めたせん断応力をキーの材質、安全率を含んだ許容応力以内にする必要がある。