グリンピースじゃん
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グリンピースじゃんは、じゃんけんから派生した遊び。単に「グリンピース」と呼ばれることの方が多い。
[編集] ルール
「手」の構成はじゃんけんと同じ。ただし、「グー」は「グリン」、「チョキ」は「チョリン」、パーは「パリン」と呼び方が変わる。
まずは「グリンピースじゃん!」か「グリンピース」のかけ声(全員)と共に、じゃんけんを行う。勝った方が次のかけ声を行うが、2回目以降のかけ声は「現在の自分の手、現在の自分の手、次の自分の手!」となる。
- 例:「グリンピースじゃん!」→「グリン、グリン、チョリン!」→「チョリン、チョリン、パリン!」→……
上記の要領でじゃんけんを続けていき、あいこになった瞬間、一番先に「どん!」と言った者が勝ちとなる。
[編集] バリエーション
他に、ルールは同じだが、呼び方を変えたマクドナルドもある。グーが「ハンバーガー」、チョキが「ポテト」、パーが「シェイク」。
まずは「マクドナルド」のかけ声からじゃんけんを始める。このとき、「ド」と言うときに手を出す。その他、それぞれの型の呼び方が違うだけで、グリンピースじゃんと同じルールでじゃんけんをする。あいこになったときは、一番先に「いらっしゃいませ」と言い切った者が勝ちとなる。
「いらっしゃいませ」は、言い切るまで勝負がつかないため、最後の最後までどちらが勝つか分らないという緊張感がある。 その他に、同じルールの「カレーライス」もある。「カレーライス」のかけ声で始め、「ス」で手を出す。グーが「グー辛」、チョキが「チョー辛」パーが「パー辛」。あいこになったときは「カレー!」または「水!」と言う。 そして、似たルールの「戦争」がある。手を握手のように握り合ってから始める。「戦争!」のかけ声で手を出す。グーが「軍艦」、チョキが「朝鮮」、パーが「ハワイ」。ただ、あいこになったときは「一本とって」と言いながら相手の手を叩く。回数ごとに二本、三本と増えていき、先に十本とったほうが勝ち。首都圏では三本で勝利が一般的。