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マクドナルド - Wikipedia

マクドナルド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

Disambiguationこの項目ではファーストフードチェーンについて説明しています。"マクドナルド" のその他の用法についてはマクドナルド (曖昧さ回避)をご覧ください。

マクドナルド英称:McDonald's,NYSE:MCD)はアメリカに本社を置くファーストフードチェーン店。またはその登録商標である。

目次

[編集] 概要

ハンバーガーを主力商品とする世界規模で展開するファストフードチェーンである。店舗は121か国にあり、店舗数は約31,000店舗である。アメリカ合衆国本国では、「マクドナルドコーポレーション」が運営している。

当初、マクドナルド兄弟が開いた店舗はハンバーガーショップではなかった。ハンバーガーもマクドナルド兄弟の発明品ではなく、それ以前からアメリカ全国にあった料理だった。にもかかわらず、その後の世界展開により広く認知されるようになったことから、マクドナルドはしばしばハンバーガーの代名詞ともされる。

主力製品である「ビッグマック」を国際購買力平均価格の指標として用いるビッグマック指数が提唱されるほどマクドナルドはよく知られている。その一方、ケンタッキーフライドチキンと共にグローバリゼーションの代表として、欧米・アジア圏で店舗が襲撃されるという事件も起こっている。

現在は、ハンバーガーチェーンだけではなくアロマカフェ(Aroma Cafe)、ボストン市場(Boston Market)、Chipotle Mexican Grill、ドナトスピザ(Donatos Pizza)、Pret A Manger などのチェーン店も展開している。2001年の間の売り上げは148億7000万米ドル、純利益16億4000万ドルだった。

[編集] 歴史

国別の初出店年度
国別の初出店年度

最初のマクドナルドは、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンバーナーディノでディックとマックのマクドナルド兄弟(Richard and Maurice McDonald)が1940年に始めたものである。この後、有名な「スピード・サービス・システム」のキャッチフレーズと、工場式のハンバーガー製造方法、そしてセルフサービスの仕組みにより、1948年以降に特に有名になった。

1954年、ミルクシェイク用ミキサーのセールスマンで企業家のレイ・クロック(Ray Kroc)が、ミキサーを売りに兄弟の店にやってきたとき、マクドナルドの仕組みについて興味を持つようになった。特にクロックが興味を持ったのは、マクドナルド兄弟のレストランの回転が大変に速く、相当数の人数の客を次々とさばくことができることだった。すっかり感心したクロックは、ミキサーのメンテナンス(修理および調整)のためにレストランにやってきたとき、マクドナルドのシステムをフランチャイズ形式にして、システムそのものを売る商売を始めてはどうかと兄弟に勧めた。

クロックは、マクドナルドを売り込むために熱心に働いた。彼は、近々できるディズニーランドの中にマクドナルドのレストランを入れるように積極的に売り込んだ。この試みは失敗したが、このときにウォルト・ディズニーにも直接売り込んだ。

結局、クロックは、イリノイ州デスプレーンズに最初のフランチャイズ店を出店した。これは即刻大成功となった。クロックは新しい会社を作った。社名は"McDonald's Systems Inc."(マクドナルドシステム会社)。この会社は1955年3月2日に設立された。1960年には、社名を"McDonald's Corporation"(マクドナルドコーポレーション)に変更した。

クロックのマーケティング戦略のうちの一つは、家族向けの店舗にすること。特に子供を商売の対象とすることだった。1960年代初め、ワシントン特別市でマクドナルドのフランチャイズ権をとって営業していたオスカー・ゴールドスティン(Oscar Goldstein)という人物が、ウィラード・スコット(Willard Scott)というピエロが所属するBozo's Circus(荒くれ男のサーカス)という名の出し物のスポンサーについた。この出し物が中止されると、ゴールドスティンはマクドナルドのマスコットとしてスコットを雇った。このとき、スコットは、マクドナルドにちなんで、「ロナルド・マクドナルド(Ronald McDonald)」という役名で呼ばれることになった。なお、日本では、販売戦略上の理由(発音しづらい点でも)から「ドナルド・マクドナルド」と呼ばれている。

ロナルドは求められていた役に比べて少々太り気味であったが、このキャラクターが広告に出ることにより、マクドナルドのチェーン店はアメリカ全土に広がることになった。これに続き、ロナルド以外のマクドナルドキャラクター全員が開発されていった。

クロックのマクドナルド兄弟との契約は、兄弟が生産工程について責任を負い、会社の株式による利益を受け取る。そのかわりにクロックが販売拡張の全責任を負うことになっていた。1961年までに、クロックは拡張に失敗した。すっかり裕福になりそれ以上余分な仕事をしなくてもよいと計算したマクドナルド兄弟は、270万ドルでマクドナルドの全権利をクロックに売り渡すことで合意した。この金は、クロックが多くの投資者からかき集めたものだった。投資者の中にはプリンストン大学も含まれる。この契約では、マクドナルド兄弟は、自分たちの店を "The Big M"(ザ・ビッグM)という名前に変えてそのまま続けてもよいことになっていた。

クロックがそのマクドナルド兄弟の店のほんの1ブロック北に自分の店を開くまでに、あまり時間はかからなかった。もしマクドナルド兄弟が、もともとの契約(全チェーンの年間売り上げの0.5%を兄弟に支払う)を維持していたら、現在、兄弟は年に1億8000万ドルを手にすることになっていたはずである。なおマクドナルド兄弟の店はその後閉店し、今はもうない。

これ以来、マクドナルドコーポレーションは、世界の至るところに店を開いた。1990年1月31日ソビエト連邦のモスクワで、共産圏初のマクドナルドハンバーガーショップが開店した。マクドナルドが貧民のための低級で不健康な食物とされているアメリカ合衆国と違い、マクドナルドがステータスシンボルとなっている地域も存在しているといわれる。

ビッグマック

また、マクドナルドは、清潔で臭わないために賞賛もされている。マクドナルドのビッグマックの価格は、ビッグマック指数と呼ばれ、通貨間の購買力平均価格の比較手段として使われた。この指標の考案者は、イギリスの経済雑誌『エコノミスト』誌(The Economist)である。マクドナルドの標準化は、同時に生活様式や経済活動のグローバリゼーションを意味した。トム・フリードマンは自著の『レクサスとオリーブの木』の中で、"黄金のM型アーチ理論"として「マクドナルドのある国同士は戦争を行わないだろう」と予言した。この予言は、アメリカ合衆国のセルビア爆撃によって破られた。

[編集] 呼称

[編集] 英語圏

アメリカでは単にマクダンルドゥズ(McDonald's, IPA: /məkˈdɑnldz/)またはスラングで金のアーチ(ザゴールダンアールチズ、The Golden Arches)、Mickey D'sと呼ばれる。ゴールダンアールチズという呼称は、m のマークが黄色い2つのアーチに見えることに起因する。オーストラリアのスラングでは Macca's、イギリスのスラングではMackey-D's と呼ばれる。

[編集] 日本

日本語では、マックと略されることが多いが、関西弁の圏内を中心とした一部の地方ではマクドと略され、この場合のアクセントは、といった具合である。

2005年11月の読売新聞調べによると、大阪、京都、奈良、和歌山、滋賀、三重、徳島の7府県では通常、マクドと略され、兵庫、宮崎、広島、新潟の4県では、マック、マクドという略が混在している。

日本のマクドナルドの詳細については日本マクドナルド を参照。

フランスフィリピンでもマクドと略されることが多い。

[編集] 韓国

韓国では「맥도날드」(メクドナルドゥ)と呼ばれる。

[編集] 中国

中国においては「麦当劳」・「麥當勞」(マイダンラオ)。ただし、広東語ではより英語に近い「マクドンノー」と発音される。

[編集] 台湾

かつては「麥唐納」(マイタンナァ)と呼ばれたが、今は大陸側と同じ「麥當勞」。 台湾の庶民は自国の食べ物が健康的、それと正反対にある不健康な食べ物の麥當勞は「ゴミフード」と言われている。

[編集] システム

マクドナルドコーポレーションのビジネスモデルは他の多くのファーストフードチェーンのものとは若干異なる。 通常のチェーンでも請求される特許料金、供給品、および販売のパーセンテージに加えて、マクドナルドはまた賃貸料を徴収する。

フランチャイズ契約の条件として、ほとんどのマクドナルド店舗は、店舗の不動産をマクドナルドコーポレーションが持つ。フランチャイズ会社は、売り上げの一部を賃貸料としてマクドナルドコーポレーションに支払う。マクドナルド創立者の1人 Harry.J.Sonneborne はこう言った。「われわれの商売は不動産業である。われわれがハンバーガーを売る唯一の理由は、フランチャイズ会社がハンバーガーを売ったときの利益が、最も多くの賃貸料をわれわれにもたらすからだ」。

徹底的な省力化・効率化を行い、注文後すぐに商品が出てくるようになっているのが特徴である。たとえば、メニューに載せる品数も少なくし、食材の無駄を省いている。この仕組みは、その後の多くのファーストフードチェーンの見本ともなった。

2005年の夏には、ピーク時間帯(12:00~13:00)において、商品の注文を受けてから、注文の多少に関わらず1分以内に用意するキャンペーンが展開された。できなければ、ポテトかコーラの引換券がもらえた。

[編集] 調理

フィレオフィッシュ金曜日に肉を食べないカトリック教徒向けに1963年発売が開始された。アメリカとカナダ、日本以外の多くの国々では「FishMac」と呼ばれている。
フィレオフィッシュ
金曜日に肉を食べないカトリック教徒向けに1963年発売が開始された。アメリカとカナダ、日本以外の多くの国々では「FishMac」と呼ばれている。

マクドナルドのハンバーグやポテトは工場(セントラルキッチンとも呼ばれる集中調理施設)から形ができているものが搬入され、厨房では焼いたり揚げたりするだけで細かい調理の必要がない。

焼くプレートや揚げる油の温度、時間も決められている。若干の訓練を受ければ誰が作っても同じ大きさ、同じ形、同じ味のものができる。調理工程も簡略化され、付け合せなども極力簡略化して、高速で調理できるようになっている。

2004年頃までは、作り置きをしていたため(7~10分)売れ残った分は捨てられる。この仕組みが環境問題などで批判される原因になったが、作り置きはその時間帯の売り上げや客足などの予想を元に行うため、よほど特別なことがない限り、捨てる分はほとんど出ないとされる。 しかし、2005年頃までに、注文を受けてから高速調理を行い、製品を完成させる「Made For You(MFY(M4U),メイド-フォー-ユー)」という新システムの導入がほぼ全店舗で完了した。Made For Youシステムでは、売れ残りや食材のストックをなくし、バーガーを作るコストを下げた。本来はハンバーガーを1個65円で提供するためのシステムであったが、すべての客に出来立てを提供できるという効果もある。当然ながらMade For Youのシステムでも、注文の分よりも多く作ってしまうことによる廃棄はあるが、総じて廃棄量は激減した。

[編集] ドライブスルー

日本のドライブスルー併設店舗の一例
日本のドライブスルー併設店舗の一例

ドライブスルーは、車(自動車)をまずメニューが掲示されたマイクの前に動かし、ここで注文を行う。このとき店員から金額の提示がある。通常はマイク越しに店内に居るインカムを持った店員に話し掛けることになるが、一部店舗では休日のピーク時を中心に移動型のレジを伴った店員に直接話し掛ける場面も存在する。この場合もレジは有線で店内のシステムに直結しているため店内のMade For Youシステムへもオーダーが直接伝わる。また、WOT(ワイヤレスオーダーテイカー)と呼ばれる小型のタッチパネル端末でオーダーを受けることもある。WOTはコーポレートカラーである赤色の肩掛けケースに入れられていることがほとんどである。WOTは無線で注文をキッチンに通すことができるため、混雑時に店内で使われることがある。この場合、決済やレシート発行はカウンターのレジスターで行う。

その後順路に沿って車を進めると、商品受け渡し口がある。ここでまず代金を支払い、それから紙袋(またはガゼット袋)に入った商品を受け取る。一部の古い店舗では受け渡し口の手前に使用されていない窓口(もしくはその跡)があることがあるが、これはかつて代金の支払いと商品の受け渡しを別々の窓口で行っていたための名残である(現在でもこの形態をとる店舗は存在する)。雨が多い地域では商品を濡らさないために配慮されており、日本の店舗では受け渡し口には通常屋根がある。商品を受け取った後車を動かすと、公道へ出る。このようにして車からの出入りなく購入が可能である。

ただ購入商品が多い等、受け渡しまでに時間が掛かるような顧客の場合には、いったんドライブスルーの進行レーンから外れて待機する場所が設けられており、そこで待たされる場合もある。この場合は店舗スタッフが調理後の商品を自動車の窓まで運搬してくれるため、やはり車から降りる必要がない(比較的新しい店舗ではこのための専用のスタッフ出入り口が商品受け渡し口付近に設置されている、古い店舗では通常の入り口から出入りする)。

これらのドライブスルーは主に、普通乗用車やワゴン車を対象としているが、(商品を抱えて走行する事から安全性の面でお勧めできないが)オートバイや自転車でも利用できないことはない。ただし、店舗によっては安全上の理由(自動車による追突など)で断られる場合もある。また、トレーラーやトラックの場合は、高さ制限により利用できない店舗もある。店舗によってはこれらトレーラーやトラックの利用に配慮したドライブスルーを設けている所も、幹線道路沿線に見られる。また、トラック対応のドライブスルーに送迎バスや路線バスなどが入ることもある。また、商品受け取りまでの時間が早いとされるが、同じ商品、同じ混雑状況等を比較した場合であっても、店舗によってはかなりの待ち時間を強いられ、急いでいる客とはこれが原因でトラブルとなることも現状である。

マクドナルドのドライブスルーは海外では「マックドライブ」という名前がある。ノルウェーには、運河沿いにボートに乗ったままマクドナルド商品を購入できる“ボートスルー”こと「マックボート」という施設もある。

[編集] 店内の接客

ビッグマックを大型にした限定販売のメガマック(2007年)
ビッグマックを大型にした限定販売のメガマック(2007年)

店内で食べる場合(イートイン)でも、レジで代金を支払った客がその場で商品を載せたトレイを受け取り、そこから席まで客が自分でトレイを運ぶセルフサービス式である。これにより従業員の数を大幅に削減することが可能になった。

製品はほとんどが紙に包まれて売られる。多少のプラスチック分(ストローなど)が入ることもある。現在、ストロー等のプラスチック梱包も紙梱包への切り替えが推進されている。このため、片付けはトレイの上にあるものをゴミ箱に捨てるだけでよく、食器を回収して洗う必要がない。そのかわり、何を買っても必ず廃棄物が出るという批判の原因ともなった。

店内で購入して持ち帰ることも可能である(テイクアウト)。なお、マクドナルド職員のトレーニング施設はイリノイ州オークブルックにあるハンバーガー大学である。(日本のハンバーガー大学は日本マクドナルド本社内にある。)

[編集] 店舗の運営

マクドナルドでは店舗を船に見立て、店員を「クルー(CREW)」と呼ぶ。クルーには階級があり、階級が上がるにつれて給料が増える仕組みである。ほとんどの店員はパートかアルバイトで、これを通常1名以上の社員が統括する。社員は「マネージャー(MGR)」と呼ばれる。しかし、1人の社員が統括する店舗が複数ある場合、不在が多くなる。このため、店員の出勤時間帯配置などの管理業務を、パートやアルバイトの立場で併せて行う「スイング・マネージャー(SW)」と呼ばれる階級、他に店内の接客をメインとする「スター(STAR-STore Activities Representative)」(お客さま係)やクルーのトレーニングなどを担当する「クルートレーナー(CREW TRAINER)」などがある。店舗は通常は無休だが、ショッピングモールなどに入る店舗(インストア型という)は休業日を持つものもある。

日本の店舗の形態は通常店舗(トラディショナル店舗。「トラ」と略されることが多い)とミニマック(サテライト店舗。「サテ」と呼ばれることが多い)に分かれる。ミニマックは厨房が狭く、メニューが非常に限られる。そのかわり、低支出での出店が可能で、90年代に数多く開店した。サテライト店舗は必ず母店舗となるトラディショナル店舗をもつ。トラディショナル店舗は配下のサテライト店舗を統括する。店員や食材の不足は、この2店舗間で融通する。2店舗以上を配下に置くトラディショナル店舗もごく普通に存在する。なお、現在はミニマックの出店を凍結し、中規模以上の大型店(客席数150~)を一等地のみに出店する戦略に転換している。

その一方で現在、都市部近郊・大型商業施設内などで、採算が見込まれる地域では店舗間の距離が非常に近距離の場合でも出店されるケースも数多い。

代表例としては、

  • 神奈川県大和市、つきみ野サティ店・つきみ野サティシネマ店(約100m)
  • 千葉県市川市、妙典駅店・市川妙典サティ3番街店(約150m)
  • 千葉県市川市、本八幡北口店・本八幡南口店(約170m)
  • 東京都新宿駅周辺エリア(1.5km四方に約20店舗)
  • 千葉県柏市柏駅周辺、柏駅前通り店の向かい側のイトーヨーカ堂柏店地下にも柏イトーヨーカドー店(約50m)

など。その他にも多数ある。

マクドナルドの看板は、赤い背景色に黄色の文字だが、京都市内の一部店舗は景観保護条例による規制で背景色が茶色になっている。また、東京・豊島区巣鴨店では高齢者が多い土地柄、メニューの表記が高齢者向けにされていることで知られる(ポテト→おいも、チキン→とりにく、ドリンクのS・M・L→小・中・大)。

[編集] 店舗イメージの変化

 改装された24時間営業実施店
改装された24時間営業実施店
アリゾナ州セドナのマクドナルド店舗。外観をこの地域でよく見られるアドビ(日干しレンガ)調にし、Mのアーチをターコイズブルーにするなど、周囲の環境と調和した店舗にしている。
アリゾナ州セドナのマクドナルド店舗。外観をこの地域でよく見られるアドビ(日干しレンガ)調にし、Mのアーチをターコイズブルーにするなど、周囲の環境と調和した店舗にしている。
 一般的な店内内装・日本マクドナルド店舗の一例
一般的な店内内装・日本マクドナルド店舗の一例

マクドナルドは店舗自体のイメージも、ここ数年で変化を迎えつつある。旧来型店舗イメージは、赤い背景色に黄色の文字の看板がもたらす印象を損ねないようなアメリカンテイストを取り入れたデザインで、内壁はシンプルな白地を用い、小物や内装はところどころに赤や青の原色系を塗りこみ、材質もプラスチックとビニールが主で、ある種のチープインテリアを目指したものとなっていた。また赤色の内装は落ち着きを失わせ、顧客の回転を早める効果も兼ねていた。しかし価格破壊戦略につまずいて、ブランド再建策を講じたときにこれまでの店舗イメージを転換する戦略を採用した。2006年現在、引き続き店舗リニューアルに大規模投資する方針。

具体的には、看板はそのままに店舗内外装を見直しこれまでの原色基調から中間色基調で設計。内装からドぎつい風合いをなくし、清潔感と落ち着きのある木材系、打ちっぱなしの壁などを取り入れ、テーブルや小物類もファストフードというよりダイニング的な温かいものをあつらえ、全体的に静かでシャレた雰囲気にまとめあげた。合わせて飲料のカップにも図柄を施し、五輪開催に伴ってアスリートの写真をイメージしたカットを挿入。コーヒー類のカップは他と区別できるものに意匠変更した。

また、最近では営業時間の延長が試みられ、24時間営業店舗が増加している。(イン・ストア店はその特性上不可能である)

[編集] 店舗の形態

マクドナルドレストランの形態は大きく分けて次の3種である。

  • 通常店舗
通常のマクドナルド店舗は座席付きのレストランであり、同時に「どこかへ行くために」マクドナルドへ寄る、外出時に手軽に迅速に食事を済ませるための店でもある。従って、通常店舗ではドライブスルーを備えている(参照:システム>ドライブスルー)。これらの店舗は店舗の中で注文することも可能で、そういう客用のためにテラスもついている。この型の店舗の多くは、ハイウェイ沿いで市街地が切れたあたりか、大都市間を結ぶ間の小さな町にある。なおモール(大型商業施設)内の店舗はドライブスルーを備えないことが多い。
  • ハイウェイ沿いの「McDrive」店舗
これらはハイウェー上のパーキングエリアのような場所にある純然たるドライブスルー店舗で、客席はない。客は、駐車場でそれを食べるか、あるいは運転中に食べることになる。
  • 都市型店舗
歩行者専用道路沿いでない限り、この店舗も純然たるドライブスルー店舗で、客席は提供されない。もちろん駐車もできない。

このほかに、特別なテーマをもった店舗が存在する。具体的には、ロックンロールマクドナルド、1950年代風レストランなど。郊外の新しい店舗には、マクドナルドプレイランドという大きな屋内遊戯施設(屋外のこともあり)を持つものが多い。

黄色の「ゴールデンアーチ」と呼ばれるマクドナルドのマークは、マクドナルド店舗の位置を示すため、高いポールの上に設置されることが多い。日本ではこれをサインポールと呼ぶ。このマークに使われている赤と黄色は、広告を活用する多くの会社がよく使う配色でもある。

また、一度の注文が2,000円を越すような場合は一部の店舗においてはデリバリー可能。

[編集] イメージキャラクター

ドナルドランドを舞台に、ロナルド(日本名ドナルド)、グリマス、バーディ、ハンバーグラー、フライガイという子供をターゲットにしたマスコットキャラクターがいる。中心となるキャラクターはドナルドである。これらはハッピーセットという子供向けセットに添付される玩具になったりCMに登場したり、過去にはファミコンのゲームソフトとして発売されたこともあった。これらのキャラクターの利用は、全世界共通である。ただし呼称は国により若干異なる場合がある。日本でのドナルドのフルネームは「ドナルド・マクドナルド」で、マクドナルドが姓にあたる。通常は単に「ドナルド」とだけ呼ばれ、ほとんどの場合、姓の部分は省略される。

日本では1990年代前半までは、ドナルドがしゃべっているCMが多かったが、1990年代末期からドナルドはしゃべらなくなり、「ドナルド=しゃべらないキャラクター」という印象が一般的となった。2006年には数年ぶりにドナルドがしゃべったが、このCMは「ドナルドってしゃべるの?」というものであり、しゃべらないキャラクターという印象を持っている世代には不思議な感覚を与えるCMとなった。

以前はビッグマックポリスというイメージキャラクターもいたが、現在は全世界で使用が中止されている。警官であるビッグマックポリスがドナルドなどを監視する印象を与えるためという説明がされている。もうひとつ「平和なドナルドランドに警察はいらない」という説もある。

[編集] 挑戦

最も巨大で、よく目に映るファーストフードレストランチェーンとして、マクドナルドに対する批判者が多い傾向がある。アメリカ国外に店舗を出して巨大な利益を生むと、会社はアメリカによる経済支配の象徴と見られることも多い。批判の中には不公正なものもあり、会社やその商品には根拠のない都市伝説がはびこったり、また、しばしば異常な訴訟の対象にもされる。

1995年ごろから、マクドナルドのフランチャイズ側は、マクドナルドコーポレーションに不満を抱くようになった。マクドナルドがあまりにもあちこちにフランチャイズ権を与えたので、フランチャイズ店舗同士が競合しあうようになったのである。マクドナルドはこの頃から、フランチャイズ権を与える前に市場への影響調査を行うようになった。ちなみにこの頃に日本の店舗では試験的にカレーライスを販売したことがあった。

2002年、第4四半期までの間、マクドナルドは毎期損失を出している。より高品質なハンバーガーや、より多面的サービスを提供している他のファーストフードレストランチェーンとの競争が激しくなっている。アメリカのレストラン専門雑誌による2002年調査によると、マクドナルドの順位はバーガーキングとホワイト・キャッスルより下で、ハンバーガーの食品品質は第15位であった。市場調査会社によればマクドナルドのシェアはここ5年で3%低下し、現在、15.2%である。サンドイッチチェーンのサブウェイが全米で第1位のシェアを持っている。

[編集] 批判

マクドナルドは、世界最大のファストフードチェーン会社として、「不健康(栄養的でない)な食物を提供している」、「過剰包装で資源の無駄遣いである」、「子供を対象にした宣伝は搾取的である」、「原材料の肉などの生産が生態系を破壊している」、「廃棄物の処理が不透明である」などという批判の対象となった。その多くは的を射たものであるが、単に自分(たち)の名を売るだけのために、マクドナルドに訴訟を起こしたような例も多い。

[編集] マックジョブ

アメリカなどでは1990年代以降、それまで製造業や農業などで続いていた雇用の減少をカバーするようにサービス業での雇用が増加した。しかし、その中心は全国チェーン店などでの、技能を必要とせず給料が安く昇進の機会も少ない単純作業を中心としたアルバイトであり、多くの若者がこれら将来の見えない仕事に就くことになった。

なかでもマクドナルドでのアルバイト勤務は典型的なものと見られ、これらの低技能・低賃金・低地位のサービス業勤務は「マックジョブ」と呼ばれるようになった(マクドナルドはこの用語の使用に反発している)。

[編集] 不健康

2004年にはマクドナルドに代表されるファーストフード業界の健康破壊をテーマに“一ヶ月間、三食ハンバーガーだけを食べて過ごしたらどうなるか”監督が自らを実験台としたドキュメント映画『スーパーサイズ・ミー』が公開され、アカデミー賞の優秀ドキュメンタリー映画部門にノミネートされた。これをはじめとしての長年批判を受けてきたマクドナルドは近年、食材の生産地を細かく明記するなどイメージアップを図っている。シェフイギリス人としては初めてかつ歴代最年少でミシュラン三ツ星を獲得したマルコ・ピエール・ホワイトは「商品には一貫性があり、価格に対してその品質は優れている。アイルランド産など徹底した品質管理を行なっているにも関わらず、この事実はあまり知られていない。」と意見している。[1]

米マクドナルド-調理油切り替え遅れ和解金9億円支払い

マクドナルドは2002年9月心臓病疾患の原因になると指摘された「トランス脂肪酸」を減らすため、調理油(ショートニング)を2003年2月までに新しいタイプに替えると発表した。トランス脂肪酸はフライドポテトなど揚げ物に使う油(ショートニング)に多く含まれ、それを健康に配慮した新タイプの調理油に切り替えると発表しながら実施が遅れたことを同社が適切に公表しなかった事に対して訴訟が起り、和解金など計約850万ドル(約9億円)を支払うと05年2月に発表した。 ところが実施が遅れたため2003年2月に遅れの事実を公表したが、米国の健康問題活動家らは2003年、消費者への告知が不十分だったとして損害賠償などを求め、カリフォルニア州地裁に提訴した。

しかし新しい調理油への切り替えはアメリカ国内だけにとどまり、日本での調理油切り替えは予定されていない。 同社によると「日本人の食生活を考えれば日常のトランス脂肪酸の摂取量は少ないと考えられ、今すぐ調理油の切り替えをする必要はない」との理由による。 しかし現代の日本人の食生活は多様化されており必ずしも同社の見解と一致するわけではないので、他のファストフード会社がトランス脂肪酸に対策をとり始めているのと同様に同社にも対応が求められる。

[編集] 資本主義の象徴

マクドナルドはしばしばアメリカ文化とアメリカ資本支配、グローバリズムの象徴と見られるので、各国の民族主義派・保守派や、農業団体、反グローバリズム運動家の攻撃目標になる。

湾岸戦争イラク戦争などでアメリカが他国に侵攻する期間、中東の店舗は放火されたり破壊されたりした。また、イギリスでは批判的な活動家がロンドンにある店舗を爆破し逮捕された。また、廃棄物処理や過剰包装などの問題点が指摘されるマクドナルドはジョゼ・ボヴェ(Jose' Bove')のような急進的な環境活動家の標的にもなった。

[編集] 訴訟多発

マクドナルドはそのイメージと著作権商標に関する訴訟をしばしば起こすことで批評された。たとえば100年前からあるような小さな家族経営の店だとしても、マクドナルドは訴訟を起こした。例を挙げると、スコットランドにある「マクドナルド」という名称の個人経営のカフェに対する名称使用停止の訴訟がある。

また、マクドナルドは、イギリスの歴史において最も裁判期間の長い民事裁判の記録を持っている。これはしばしば「McLibel」事件と呼ばれる。ロンドン通りでマクドナルドを中傷するビラを配ったとして、マクドナルドは失業中の環境活動家の Helen SteelとDavid Morris の2名を名誉毀損で告訴した。イギリス法廷において、部分勝訴を勝ち取ったにもかかわらず、訴訟は会社にとって当惑の種となった。マクドナルド側は訴訟で勝ち取った4万ポンドを受け取ることは断ったにもかかわらず、裁判記録は欧州人権法廷の記録に残ることになった。

[編集] マクドナルド・コーヒー事件

マクドナルドは、マクドナルドのドライブスルーコーヒーを受け取った老齢の女性客が、発進後にこぼしてやけどを負ったとして、ニューメキシコ州の ステラ・リーベックから290万ドルの賠償を求める訴訟を起こされた(のちに64万ドルに減額される)。マクドナルドが他のチェーンに比べ、コーヒーの温度を非常に高く設定していたことを相手側弁護士が指摘し、マクドナルドはこの訴訟に敗訴した。また、マクドナルドが他の客のやけどの苦情を無視したことも明らかになった。

この事件についての詳細は、マクドナルド・コーヒー事件の項目を参照のこと。

[編集] 都市伝説

マクドナルドは、世界有数の巨大企業であり、社会に与える影響も非常に大きい。故に、それを標的にする根拠のない都市伝説が非常に数多く存在する。英語版Wikipediaには、マクドナルドに関する都市伝説専用ページも作られている。このページの日本語版はまだできていない。

[編集] その他の国のマクドナルド

  • スペインでは「マクドナル(ス)」と呼ばれる。セットメニューのドリンクは、追加料金なしでビールを選ぶことが出来る。
  • フランスでは「マクドナール」と呼ばれる。また、フランス語で「マック」は淫売を意味する言葉と発音が似ているため、略称は日本の関西地方と同じように「マクド」と呼ぶ(トリビアの泉でも紹介された)。
  • 韓国語では「맥도날드」(メクドナルドゥ)と表記。日本の「ド」の部分が前後で微妙に異なっている。
  • 中国語では「麦当劳(繁体字では麥當勞)」という字を当てて、「マイタンラォ」(広東語では「マクトンロウ」 - 香港訛りでは「n」と「l」はしばしば通用する)と呼ばれる。
  • ハンガリーブダペスト西駅舎内にあるマクドナルドは高級感にあふれ、一般的なマクドナルド店舗のイメージからかけ離れている。そのため、「世界一美しいマクドナルド」などとも形容されることがある。

[編集] i'm lovin' it

マクドナルドが2003年から全世界でスタートしたPR活動にi'm lovin' itという標語を使ったキャンペーンがある。 直訳すると「それが好きなんだ!」という意味になるが、CREWなどの間では「それってなんかいいよね!」など様々な訳が与えられている。 また I'm ではなく i'mで正しい。

[編集] マクドナルドとスポーツ大会の関係

※ マクドナルドが主に4年に1度開催される大きなスポーツ大会のオフィシャルパートナーを担当する。例えば選手村のレストラン等。

[編集] 担当した主な大会

[編集] 関連項目

[編集] ギャラリー

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