グレアム・グリーン
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グレアム・グリーン(Graham (Henry) Greene, 1904年10月2日 - 1991年4月3日)は、イギリスの作家・小説家である。
1904年にイギリスのハートフォードシャー州バーカムステッドで生まれる。
オックスフォード大学に進学し、在学中にイギリス国教徒からカトリックへと改宗した。
ジャーナリストとして活躍したのち、1929年に作家デビューした。代表作に『スタンブール特急』『第三の男』『ハバナの男』などがあり、『第三の男』は映画化されヒットした。 1976年には、アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞の巨匠賞を受賞している。その作風はエンターテイメントを主としたものと文学性を前面に打ち出したものがあり、自身もインタビューなどで「次回の作品はエンターテイメントだ」と発言していることもあるが、同じ作品のなかにこれらの要素がともに見られ、厳密な区分は意味を持たない。カトリックの倫理をテーマに据えた作品を多く発表し、長年ノーベル文学賞の有力候補と言われていた。死去の際は受賞しなかったことが、話題の一つとなった。