グレートソード
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グレートソード(Great Sword)はヨーロッパの武器の一つで、「巨大な剣」というその英語のとおり、特定の形式の剣を指す言葉ではない。
ロングソードの平均的な長さは75~150cmのため120~180cmほどの長さ当たりがグレートソードといえるかもしれない。ただしこの長さになると通常の剣のような動きは難しい。攻撃は斬りつけることはほとんど無く、質量を生かして槍のように突き刺すのがメインである。突く場合は右手で柄を握り、左手は鍔(つば)を握って剣を水平に構える。このクラスの剣になると柄の長さも30~100cmあるのでかなり離して握ることになる。そして前方に放り投げるように突きを放つ。動作が緩慢なためショートソードと斬り合うことはまず不可能である。刀に分類されているが実質ポールウェポンである。
教会や寺社には非常に長い(2~5mの)刀剣が残っていることがあるが、これは奉納を前提としたものであり実戦で使われていたものではない。
ツヴァイハンダーやクレイモアなどもグレートソードと呼ぶことがあり、定義は実にあいまいである。しかしそういった大きな範囲を指す言葉であるのにもかかわらず、ファンタジー世界を舞台にしたゲーム、あるいは小説や漫画などのフィクション作品においては、グレートソードが独自の規格を持つ武器であるかのように扱われることもある。
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