ゲッティング・ベター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ゲッティング・ベター(Getting Better)は、1967年に発表されたビートルズのアルバム『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』に収録されたポール・マッカートニー作の曲である。
この曲は1964年に詩の部分だけが完成していた。というのもビートルズが代役を立ててコンサート・ツアーを行っていた時期に書かれたものだからである。ドラマーのリンゴ・スターは元々体が弱く1964年には扁桃腺炎で入院生活を余儀なくされたが、リンゴが入院している間ビートルズはジミー・ニコル(後に「霧のカレリア」で知られる英国のインストゥルメンタル・バンド、スプートニクスに加入)を代役に立ててコンサート・ツアーを行っていた。しかしながらジミーは勝手が違ったか調子が悪かった。見かねたポールが「だんだんだんだん、良くなっていくよ。」と励まし結果乗り切ることができた。その間の出来事を詩にしていたわけだが、まだ曲はつけられていなかった。そこでポールは『サージェント~』のセッションで詩に曲をつけて完成させた。『Back in the US live 2002』で初めてライブで演奏した。