コモロ諸島
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コモロ諸島(Comoros Islands)は、アフリカ大陸東南部、マダガスカル島に近い場所にある諸島。主にグランドコモロ島(ンジャジジャ島)、アンジュアン島(ムズワニ島)、モヘリ島(ムワリ島)、マヨット島の4島から成り、最大の島はグランドコモロ島。このうち前者3島はコモロ、マヨット島はフランスの統治下にある。この諸島の近海でシーラカンスが発見され、一躍この地は有名になった。
人口はグランドコモロ島とマヨット島に集中しており、アンジュアン島とモヘリ島の人口比はあまり高くはない。産業はバニラなどの香料生産と、若干の農業・漁業があるが、コモロ領の3島の経済事情は非常に厳しく、貧困が激しい。それに比べると、マヨット島はフランスからの潤沢な援助や開発により、住民の生活水準はコモロ領の島々より格段に高い。