コロジオン
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コロジオン(英:collodion)は、セルロースのグルコース単位につき2ヶ所に硝酸エステルを持つニトロセルロース(ピロキシリンと呼ぶ)をエタノール、ジエチルエーテルの混合液に溶かしたもので、傷口に塗ると耐水性の皮膜を作る。粘りけのある液体であり、水絆創膏として知られている。コロジオンはギリシア語の Kollodes(にかわ状の)に由来する言葉である。
[編集] コロジオン湿版写真法
コロジオン湿版写真法(-しっぱんしゃしんほう)とは、コロジオンを用いた写真方式である。ガラス板の上にコロジオン(感光剤の定着材として)と硝酸銀溶液(感光剤として)を塗布し、それが乾かないうちに撮影を行う。この写真法が開発されるまでは既存の写真法で10秒から1分くらいの露光が必要であったが、この写真法では5秒から15秒の露光で撮影が可能となった。