サービス料
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サービス料(-りょう)とは、飲食店やホテルなどサービスを提供する施設で、チップの代わりに対価に上乗せされる金銭のこと。日本独自の料金制度である。
[編集] 概要
- 西洋式ホテルの草創期、日本になじみにくいチップ制度を客に強要することもできず、困ったホテル側がチップを定額化したのがきっかけとされる。当初は、プールした額を従業員間で分配していたが、やがてサービス料の分配金は全て給与の中に含めるものとし、経営側が一手に回収する形態となった。
- サービス料徴収については、店舗やメニューや施設の徴収についての注意書きがあらかじめ示されており、客側が拒否することができないようにされている。
- サービス料の相場は、代金の10%程度とされることが多い。ただし、基準に明確なものはない。風俗業などでは、社会通念を逸脱する額を要求することもある。
[編集] 関連項目
- レストラン(ファミリーレストランでは、サービス料を徴収しないことがほとんど)
- ボッタクリ